先日の新聞で発見!宮崎駿監督に、米国映画芸術科学アカデミーは
新規会員候補の一人として招待状を送ったそうだ。
アカデミー賞を選考する立場になる会員は現在約6000人いるらしい。
欠員が生じた時に追加されるらしい。
さて、これを読んで、宮崎駿監督はどうするのかなあと思った。
普通なら、純粋にありがたく招待状を受け取り、
会員の恩恵にあずかることになるだろう。
しかし、宮崎駿監督と米国アカデミー賞の権威があまりにも違う。
というか、ハリウッド映画と宮崎アニメは
全然違うところから生まれて来ていると思えて仕方がない。
もちろん、20世紀の後半までのいくつかのアメリカ映画は、
それはそれで、いいところが一杯だったような気がする。
しかし、ある時期ハリウッドはマーケティングという指標から逃れられなくなり、
最大公約数的な表現にシフトしていく。
ある程度の予算はかけているので、そこそこ楽しめるものにはなるのだが、
長くココロに残るような映画には、なかなか至らないという現状が続いていた。
あくまで私見である。
昨年のアカデミー賞作品賞「ミリオンダラー・ベイビー」(クリントイーストウッド監督)
今年の「CRASH」(ポール・ハギス監督)などの佳品を選考するような流れには、
なってきているのかも知れない。
しかし、大きなお世話かもしれないが、
宮崎駿監督がこれらの映画についてどう感じるのだろうか?
と思うと彼がアカデミー会員なんかでいいのと単純に思ってしまうのだ。
アカデミー賞の会員ではなくて、
カンヌやベルリンなどの審査委員とかになって欲しいなあと思っている。
30年来の宮崎アニメファンの独り言である。
とかいいながら、アカデミー賞の過去の作品賞を調べてみたら、
それはそれでなかなか良い映画が選ばれているんだと納得!
ということで、僕の最近のハリウッド映画に対する偏見でした。
すいません。
今年の夏は広島国際アニメーションフェスティバル。
秋には釜山映画祭に行ってみたいと思っています。
宮崎駿監督の名著!