城山羊の会が15周年を迎えたそうである。それを記念しての公演!
今回は何と大阪公演もあるらしい!
大阪の観客がこれを見てどう感じるのか?むっちゃ興味あります。
読売テレビの菅江さんが15周年記念実行委員会の代表となって
大阪公演を実現させた。
「たった一人の熱狂が世界を変えていく」という言葉が好きだ。
見城徹(幻冬舎社長)が良く話されている言葉である。
この言葉の真意は、たった一人でも強烈にそれが好きな人、
面白いと思いものには何かがあり、
それが多くの人を動かすようになるということなのでは?
ウォルト・ディズニーしかり、ジョン・ラセターしかり、
スティーブ・ジョブスしかり、マーク・ザッカーバーグしかり!
日本でも孤独と向き合いながら逆風に向かって立ち続けて
それを実現していった人がたくさんいるのでは?ないだろうか?プ
ロデューサーという仕事の究極の極意がそこにある。
そして山内ケンジへの熱狂もある人たちには強烈に深く届く。
独特な艶笑喜劇と書くと山内さんに表層的だ!と怒られるかもしれない。
しかし、本作は、やはり大人に向けての少しエロチックなコメディ喜劇。
再演である。初演は下北沢の「小劇場B1」という小さな劇場で行われた。
そして今回はそれよりも数倍大きなシアタートラム!
どうなることかな?と心配していたが、
よりリアルにそして大人がゆったり見られるエンタメに進化した。
NYやロンドンなどで大人のカップルがゆったりとした夜を楽しむための舞台。
そんな感覚。
舞台は公園の広場。
円形花壇がありその周辺がベンチのようになっており
真ん中には小便小僧が!
「小劇場B1」では小さく詰め込まれていたその美術が
この劇場ではほぼ原寸大の感じで描かれている。
人の距離が現実的。
その距離と声の大きさのリアイティがこの舞台の重要なエッセンスとなっている。
さらに、それに輪をかけて実際にこんなように喋るだろうなああ!
というリアリティにあふれた演出に俳優たちが応えている。
特に、岡部たかしは最初から最後まで出ずっぱりである。
先週、TSUTAYAでTBSのドラマ「カルテット」をまとめて借りた。
5本まとめてかりると1000円で見られる。
その中に岡部たかしが登場していた。
主人公の4人(高橋一生、松たか子、松田龍平、満島ひかり)の関係が
微妙に変化するシーンで「たこ焼き」を食べるシーンがある。
そのたこ焼き屋を演じていたのが岡部さんだった。声だけでわかる俳優の一人である。
岡部さんがこの公園にやってきて、そこに来ていた女性(富田真喜)に
自己紹介をするところからこの舞台は始まる。
そこに岡部さんと富田さんの関係者が続々と現れ…。
という風に展開していくのだが、まるでビリー・ワイルダーかウッディ・アレンのような
洒落たお色気の舞台。ニール・サイモンが見たら嫉妬するのでは?
三谷幸喜の「今夜、宇宙の片隅で」をより知的にした感じ?
というとどうなんだろう?
決して眠くならないので、舞台の上演前のあいさつの言葉を信じないでください。
上演時間95分。22日まで。4月27日~29日大阪ABCホール!
大阪の演劇ファンは是非一度ご覧ください。
大阪出身の私が言うてるんやからホンマ。
![「自己紹介読本」城山羊の会(@シアタートラム)_f0064203_07541134.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201804/18/03/f0064203_07541134.jpg)
![「自己紹介読本」城山羊の会(@シアタートラム)_f0064203_07541268.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201804/18/03/f0064203_07541268.jpg)
![「自己紹介読本」城山羊の会(@シアタートラム)_f0064203_07541213.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201804/18/03/f0064203_07541213.jpg)
![「自己紹介読本」城山羊の会(@シアタートラム)_f0064203_07541229.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201804/18/03/f0064203_07541229.jpg)
![「自己紹介読本」城山羊の会(@シアタートラム)_f0064203_07541350.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201804/18/03/f0064203_07541350.jpg)