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監修:木ノ下裕一、美術:杉原邦生 以前から行ってみたい、行って見たいと思っていた「まつもと市民芸術館」に初めての訪問。 この日は木ノ下裕一祭とも言うような感じの劇場。 小ホールでは同公演、そして大ホールではこの劇場の芸術監督でもある 串田和美が演出の「切られの与三」(信州・まつもと大歌舞伎)が上演されており、 その補綴を木ノ下裕一が勤めている。 駅から数百メートルの場所にある劇場は、間口はそんなに広くないのだが奥に細長く、 伊藤豊雄作(座・高円寺と同じ建築家です)と見られる建物は明り取りの窓が独特な形で 半透明のアクリルを通して外光がやわらかく劇場を照らす。 一階からゆるやかに上がる階段は壮観。 この日はまつもと大歌舞伎ののぼりがたくさん建てられておりものすごい祝祭性を帯びている。 二階のひろーいロビーには露店がたくさん出ておりまさにお祭りである。 菓子や弁当などを売る店がこれでもかと軒を連ねる。 江戸時代の歌舞伎小屋の回りもこんなんだったのだろうか? 今回の木ノ下歌舞伎はダンス公演。 「三番叟」は何とクラブミュージックのような曲に合わせて踊る男性ダンサー3人組。 「GOD」と記されたキャップをかぶりTシャツにも同じく「GOD」と記されている。 本作は2008年、2013年海外公演の再演らしいが 完全に作り直してまったく新たなものにしたと書かれていた。 そもそも「三番叟」をちゃんと見ていないのでわからないのだが、 とにかく切れがいいダンスと美しい美術と衣装に引き込まれる。 青と白をベースにした衣装と美術、靴は真っ赤なナイキのスニーカーハイカット。 振付は本作で出演もしている北尾亘(Baobab)。 北尾は背は小さいがダンスの切れがいい! そして本作の特徴的なのはいったん終わったかと見えて、 え、これでいいの、これって「三番叟」なの? といったん素に戻ってこの演目自体を批評的に演じる様子。 まるで立川談志師匠。 演じたばかりの高座について降りていく幕を再度上げさせて 今の落語のよかったところまずかったところ、ネタについてのそもそもの話をするような、 そんな感じ。 そしてその批評の後に3人のダンサーたちが再び踊りだすのである。 そこには「神話」などが持っている。「神様」の不思議な祝祭が見え隠れし、 これってお祝い事のためのダンス(舞踊)であるんだな!ということがわかる。 休憩挟んで「三番叟」。 休憩時間に知り合いにばったり。Iさんは松本出身。 現在は東京に勤めているのだが帰省を兼ねてこの公演と歌舞伎公演を見に来たらしい。 今回の訪問で松本は本当に素敵な街だということがわかった。松本出身で良かったね! とあいさつをして別れる。 続いて、圧倒的な迫力のダンサーきたまり(KIKIKIKIKI)が演じる「娘道成寺」。 本作は以前、こまばアゴラ劇場で拝見して度肝を抜かれ また今回も度肝を抜かれてしまった。 終演後は「しりこだ」まを抜かれたようだったのではないだろうか? たった一人であの名作の「娘道成寺」を演じた 30代前半のきたまり。 彼女の静かでやわらかな踊りと激しく動く動きが交錯して どんどんと「娘道成寺」の世界に引き込まれる。 鐘の中に閉じ込められた女が怪物?に変身しこの世からあの世へと移っていく。 人の生死ははかなく漂うようなものという 過去からの私たちが持っている死生観が見えてくる。 昨日の大阪の地震などを見ても、いつ何が起きるかわからない。 生きてるだけで私たちは本当に丸儲けなのではないか? そんなことをも感じさせてくれる舞踊公演だった。 カーテンコールが鳴りやまず4回もカーテンコールが行われた。 上演時間休憩入れて2時間強。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2018-06-19 08:05
| 舞台
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