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作:パク・グニョン、翻訳:石川樹里、上演台本・演出:シライケイタ、芸術監督:流山児祥。 最近、ニュースで朝鮮半島のことが何度も取り上げられている。 平昌オリンピックとそれに伴う南北の対話。 さらには板門店での南北代表の会談を経て 日朝が会談し、そして先日シンガポールで米朝の会談が行われた。 この日は、パク・グニョンさんがいらしたアフタートークがあった。 当日券ギリギリで行ったらキャンセル待ち6番! 結局11名くらい入れたのでセーフだったが、会場は満員御礼で熱気があふれていた。 奥と手前から一番下にある舞台を見るという構造になっている。 四角い12畳くらいだろうか?の少し高くなった場所が様々な場所に変化する。 その周囲を移動する場所と規定し、上手には大きなレンガの壁が設置されている。 満州国を建国した時の歌が 現在の大韓民国の国歌になっているとアフタートークで伺った。(驚) 日本が満州国を建国したのが1932年(昭和7年)のことである。 それから終戦の1945年(昭和20年)まで満州国は続く。 現在の北朝鮮と国境を挟んだ北側の中国の一部が満州国である。 この新たな土地に新たな国家を建国して!という大きな夢が当時語られていたのだろう! 朝鮮半島から何人もの朝鮮人たちがこの国家に自分たちの未来の夢を見てやってきたのだろう! 朝鮮人でありながら相当の努力を重ね、満州国陸軍軍官学校に入って 士官候補になった朝鮮人(カゴシマジロー)のお祝いの会からこの舞台は始まる。 この舞台はこの軍人を祖父に持つ現在は韓国で暮らしている青年(解説者)の 口から語られるという構造で語られる。 軍服に身を固めゲートルを巻き、日本国(満州国?)のために 命を惜しまないで忠誠を尽くした朝鮮人! そこには、自己矛盾があるのではないか? と思う方もいるかも知れないが、こうして同化していくことで 自らを守り家族を守るということはおおいに納得が出来る。 その際たる人物が満州国の朝鮮人の軍人として描かれる。 彼は普通に朝鮮半島で暮らしている朝鮮人とは志が違うと馬鹿にし、 ここにも同じ民族同士でいがみあう現実が描かれる。 満州国に移住してきた朝鮮人たちはこのような意識高い系だったのだろうか? それともこの家族がそう描かれたのか? パク・グニョンは戯曲を書くにあたって多くの人に取材してこれをお書きになったらしい。 アフタートークで聞いて知ったのだが、 ここで描かれていることは過去の韓国の元大統領の独裁政権を批判するような 内容も含まれているので、当時、韓国政府から助成金を停止されたり、 上演自体が難しくなることなどがあったらしい! この舞台のラストシーンは衝撃的!! 軍人だった祖父と、彼をめぐる三人の女性の物語を中心に進んでいく。 軍人の妻の芳江役のみょんふぁ(洪明花)がいい! 彼女が青年(解説者)の祖母である。 アフタートークでは彼女が通訳を務めた! 流山児さんが語っていたが現在、演劇界でも南北の合同企画などが 草の根で始まっているらしく こうしたことを通じて「統一」に向けての動きが実際に 現場レベルで始まっているということを知った。 日本のメディアが報じてくれない事実がこうしてあるんですね。 上演時間100分。16日まで。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2018-07-14 08:52
| 舞台
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