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脚本:坂元裕二、演出:豊原功補、プロデューサー:小泉今日子、 というすごい布陣の舞台。楽日観劇。 この日も当日券とU22(何と6800円の席が3000円で見られる!)の チケットを求める人で会場の階段があふれかえっていた。 会場に入ると、そのすごい布陣の3人がお客様を迎えていたのにびっくり! 坂元裕二の最近作「anone」を毎回見ていた。 そしてそれを見たあとに名作と呼ばれていた「カルテット」を 全巻DVDで借りて来て一気見した。すごいドラマだった。 1987年に坂元さんは、フジヤングシナリオ大賞を受賞し 「東京ラブストーリー」が大人気となった。 最近の「カルテット」や「anone」は、 世間からはみ出してしまったり、自信がなく気持ちの弱くなった人間を、 受け容れ、認めてあげるというようなテーマで描かれている。 そこでは、ある種の疑似家族的な形態が描かれる。 人が本当に気持ちを通い合わせるのは、どういう時なのだろう? そのことを最近の坂元さんは書き続けているのではないだろうか? 本作もその延長線上に描かれた作品。 しかもTVドラマでは出来ない事が演劇では描くことが出来る。 それをわかった上で、目いっぱいTVで出来ないようなことを 本作の戯曲に書かれたのでは? 意外だったのは、シリアスな中にもくだらないギャグや 不条理な笑いの要素がたくさんあったこと。 その変な感じは演出の豊原功補が出演していた「時効警察」などを思い出させる。 豊原演出の狙いなのか? 今回は、俳優の豊原さんは、演出だけに専念して 登場人物4人だけの舞台を緻密に構築された。 クリント・イーストウッドや北野武などもそうだが、 俳優は創作活動を、 身体を通して自ら演じることで行っている。 なので、それを演出という作業に置き換えることは俳優は容易にできるのだろうか? すごく興味を持った。 舞台はあきる野市にあるガソリンスタンドの休憩室。 そこで働いている店長の男性(吉村界人)とアルバイトの女性(小園茉奈)。 まじめな男性店長はアルバイトの女性にも丁寧語で話す。 声が大きく、なんか不自然な感じがするのだが、 それがどういう意味なのか?後半になるとわかってくる。 バイトの女性は、いつもハンドスピナーを持ってだらだらとこのスタンドで過ごし、 仕事の後に地方の物産展に行くのを楽しみにしている。 そこに看護士の女性(木下あかり)を連れて 作家である男(岡部たかし)が 突然やってくる。岡部たかしはスタンドの店長の腹違いの兄だという。 そんなシーンからこの舞台は始まる。 同じ父を持つ二人の異母兄弟。 彼らの父親は、あきる野の病院で長く寝たきりとなっていた。 店長は父親の介護をしていたのだが、ある日、父親の人工呼吸器のチューブが 結ばれるという事故が発生し父親は死亡する。 これは病院の起こした医療事故なのではないか? 慰謝料を取るために病院を相手取って訴訟をしようと 店長に話を持ち掛ける作家の男。 作家の男は、金が欲しかった。 以前、男の書いた小説に影響を受けた少女が その小説で書かれたのと同じような自殺をしたらしい。 それがマスコミなどで報道され世間の話題となり その作家の著書が発売禁止になった。 それから作家は書けなくなってしまった。 収入が途絶え、妻子は家を出ていき、今は一人で暮らしている状態。 そこで、この医療事故?に目をつけ男はやってきた。 看護士はその現場にいたので医療事故の証拠を持っているのではないかと作家が連れてきたのだった。 しかし、その真相は…。 そこから意外な展開となる。 精神の根源的な病。 というもう一つのテーマが描かれる。 それをいやすためには、どうずればいいのか? 坂元裕二が近年書き続けているもうひとつのテーマでもある。 わたし自身に置き換えても、実は いつも心が壊れてしまうのではないか? という感覚が子供の頃からあった。 父親は、私が小学校に上がる前に、うつ病となって 会社を長期に休み入院し、その後、生涯に渡って精神安定剤を飲んでいた。 自分もいつかこのようになるのではないか?という恐怖が常にあり 子どものときはそれがとても強かった。 それは今も時々顔を出す。 多くの人も同じようなことを感じているのだろうか? そんな気持ちを救ってくれるのは、わたしにとって「演劇」だった。 楽しいだけとか面白いだけではない「演劇」には 人の心をいやす効果がある。 その表現がTVなどで放送できないものであるからこそ、 極端なことを感じ取ることによって今の自分が相対化できているのかも知れない。 さらに、わかりにくいことが描かれるからそれを感じ考えることで 心の穴が埋められたり再生されたりするのでは? そうして継続的に「演劇」をはじめとする芸術に触れることによって わたしは生きているのかも知れないと時々思うのである。 本作もそのような「演劇」の一つだった。 坂元裕二はそれを書くということで、豊原功補は演出するということで、 小泉今日子と関根明日子はプロデュースするということで、 そして岡部たかしを初めとする俳優たちは演じるということで、 私たちの心をいやす作業をしてくれているのではないだろうか? 明後日の公演を初めて見たがその志の高さに感謝。 10月8日で終演。上演時間2時間10分。 ![]() ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2018-10-09 07:50
| 舞台
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