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以前、横浜のKAATで上演された「スーパープレミアムソフトWバニラリッチ」が 「ソリッド」になってパワーアップして戻って来た。 舞台はコンビニエンスストア。 シンプルな美術、真っ白なシートが床に貼られ、その中がコンビニエンスストアの店内である。 そして、舞台奥にはコンビニの棚と思われる写真がプリントされた幕が何枚か吊るされている。 各プリントにはおにぎりのコーナーやサンドイッチのコーナー、飲料のコーナーなどで分類されている。 コンビニエンスストアの仕組みと実際を「あるある」な感じで リアルなセリフに落とし込んでいる。 しかし、チェルフィッチュの大きな特徴である発話しながら 独特な身体の動きをそのセリフに重ねていくという手法は健在。 というか、さらに複雑な身体の動きになっており、 それがコンテンポラリーダンスを見ているようにも思えてくる。 当初、チェルフィッチュを見に来る人たちは そうしたコンテンポラリーダンスのファンなども多かった。 今は多くの人が見に来ておりこの日も満席! 衣装がしゃれており、独特な現代的なテイストがこのユニットにはある。 しかも、どうやってキャスティングしたのだろうか? という個性豊かな俳優?ダンサー?が登場しており、 その個性がこのコンビニにさらにリアリティを与えてくれる。 後半はKAATで上演されたものとテキストが変わって さらにいくつかの要素が加わっているのではないか?と思ったが記憶違いか? 前作と印象がかなり違う。 それこそが作演出の岡田利規の描く「ソリッド」なのか? バッハの平均律クラヴィーア曲集の第1巻が流れる。 それをBGMに上演されるのは前回と同じなのだが、 今回はその音楽の音量を大きくして俳優たちにはマイクを付けてもらい BGMであるバッハの楽曲と俳優たちが発するセリフとの絶妙な音のバランスがとられている。 音声のミキシング担当者は毎回大変なのでは? それくらい微妙なバランスが求められ、結果、新たな効果を醸し出す。 バッハの楽曲について「らららクラシック♪」という番組で 彼の作曲は「ポリフォニー」ということを非常に意識した作曲をしていると 音楽家の先生がおっしゃっていた。以下ウィキペディアからの引用。 ポリフォニー (polyphony) とは、複数の独立した声部(パート)からなる音楽のこと。 ただ一つの声部しかないモノフォニーの対義語として、多声音楽を意味する。 岡田利規は俳優のセリフと身体の動きも併せて コンビニを舞台にしたある種の現代的なチェルフィッチュ「ポリフォニー」を 作ろうとしたのではないか?と今回の音声のミックスの方法などを見て、思った。 この日の公演はアフタートークがあり村田沙耶香さんがゲストでいらしていた。 小説「コンビニ人間」の作者であり、自らも長年コンビニで働いておられる。 その彼女が本作を見た印象で興味深かったのがコンビニの世界を見る視点が違うということ。 村田さんはある種「洗脳されたコンビニでの労働者」としての視点で小説を描いたらしい。 「ある種の洗脳」はその組織に居て違和感を持たずモチベーションを高く持って 業務に邁進することが出来る。 企業戦士とかも同じようにある種自ら洗脳されることによって その社会により適応しようとしている。 それって、人間の本能のようなものなのではないだろうか? 岡田利規はさらに俯瞰して「コンビニ」の世界を捉える。 コンビニ自体はその地域に暮らす人たちに利便を与えるものであるのかも知れないが、 そこで働くアルバイトは確実に安い労働力として企業に使われ、 店長は中間管理職として彼らとスーパーバイザーの間に挟まりながら運営していくことを余儀なくされる。 さらにそのスーパーバイザーも本部からの厳しい要求に応えようとストレスフルに働き、 彼らの評価も本部によって冷徹に判断されていく。 現場レベルでは、ここで働くのはあくまで生活のためだから 「洗脳されずに働く」ことをモットーとしているバイトの先輩や、 逆にコンビニでの「発注業務」をとても面白がっているものがいたり、 新人の教育に熱心だったりしてやりがいを見つけようとするものがいたりする。 また、いつもお店に来る常連客に対していつも買っていたアイスが販売中止になったのだが、 その後、改良版が新たに出ますよと言って、お客様とつながり、 ほっこりとした幸せを感じる女性のバイト店員なども登場する。 これらを総合してコンビニ社会を通して社会や企業や資本主義の仕組みを 客観的に捉えようとしていることこそが岡田利規の視点であり その視点を獲得することが海外の人たちからも評価を受けるのでは? と思うのだがいかがでしょうか? 細部を通じて本質を捉えることで普遍性を獲得できる。 上演時間1時間50分。2月3日まで。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2019-01-29 09:18
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