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ロロ初観劇!かと思って調べたら見てました!1回だけ!2011年のフェスティバル・トーキョーで! 詳細はhttps://haruharuy.exblog.jp/16769542/ あれから8年経ってロロは劇団創設10周年を迎えたらしい! ここ数年は人気が出て、前売りが完売していて予約できないことが何度かあった。 ので、今回はTさんにお願いして早めにチケットを取っていただいた。 ミュージシャンの曽我部恵一が出演されている。 曽我部さんと言えば「サニーデーサービス」という伝説のデュオのメンバー。 40代から50代の人は覚えているのではないか? 90年代にかなり有名だった。私も数枚のCDを購入したことを思い出す。 個人的には小沢健二とかと似たような印象があった。 ロロを久しぶりに見て思ったのは、作・演出の三浦直之はいつまでも「アオハル」(青春) の人なんだろうな!ということ。 まるで80年代の少女漫画を読んでいるような! あの時代の少女漫画は純文学のようだった。 それは漫画評論家の多くが語っていることでもある。 多彩な表現形式から心の中に分け入って繊細な気持ちを描き出していた。 その優れた形式が本作では演劇という表現形式で行われている。 そこには生身の俳優が居て素敵な音楽がある。 切ない気持ちと演劇に対する愛が満ち満ちた舞台。 本作でいちばんググっと来たのは、 決してコミュニケーションを取るのが得意ではない人たちが 勇気を振りしぼってコミュニケーションを取ろうとするシーン。 その切なさに涙が出て来る。 ストーリーは向井川淋しい(森本華)を中心として彼女の幼少時代から 演劇にかかわってきた半生を描いた物語。 そこにかかわる個性的で素敵な人たち。 劇中で柴幸男の「わが星」が演じられるのだが、 当時見た「わが星」の記憶が蘇ってきて「ウルウル」となる。 引きこもりだった女性の佐倉すい中(望月綾乃)が意を決して芝居を見に行く! 生まれて初めて舞台を見た彼女は「わが星」に感動し、 そして森本華のことが大好きになる。 それは恋愛感情とは違う「愛」! 「ファン」の「愛」とはこういう感覚を言うのだろうか? そして森本と出会ってしまった望月のその後の熱量がまさに「青春!」 どうしようもない感情に突き動かされ、ものすごいエネルギーを生みだしていく。 年を取ってそんな感情を忘れがちになってしまった私に向けて ものすごい勢いが伝わってくる。そうして私はまた勇気をもらうことが出来る。 実は「青春」とは年齢ではなくて心の持ちようなのかも知れない! 主人公の女性に「淋しい」と名付けたのもいい! 「青春」とは淋しさと向きあいながら生きていくことなのかも知れない! それを埋めるために小説や漫画やアニメや演劇があるのではないか? 新潮文庫の100冊はそうした人たちに向けての出版社からの夏の贈り物? 「淋しい」の上等です!「孤独と淋しさ」は違う!という方がいるが、 実は「孤独」をきちんと獲得する前には「淋しさ」と向きあう時期が必ずある。 その「淋しさ」を乗り越えて「孤」が自立することによって 人はようやく自己を獲得するのではないか? そうなったのち、自立した人同士が出会うと そこには一期一会的な「温かさ」が自然と生まれてくる。 三浦直之さんはそんなことを描きたかったのではないか? 休憩10分入れて上演時間2時間30分。 楽日観劇。次回のロロも早めに予約します! そのために久々にアンケートを書いた! ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2019-07-01 12:24
| 舞台
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