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作・演出:松本哲也。 この題名は宮崎には「津曲」(つまがり)という姓が多いらしく、 そこから取ったそうである。 だから「津曲君」でも「津曲くん」でも良かったのだが 敢えてカタカナにした理由がそして「ク~ン」と敢えて伸ばしているのも 見終わるとなんとなくわかるような気がする。(W) 会社員を経験した人なら多分ほとんどの人が思い当たるようなエピソードが! そしてそんな人たちの心に染み入る物語が描かれた。 全編「宮崎弁」での上演。ある「電設屋」が舞台となっている。 「電設屋」とは電気工事に必要な材料を各現場に届ける仕事。 実は電線ケーブルはとても重い。 照明機材のコードなどを時々運んだことがあるが その重さはかなりのもの。 ゴムなどの絶縁体で絶縁された銅などが中に入っているものなので当然なのだが 長いケーブルを巻いたものなどは一人で持ち上げるのが大変。 よってすごい力仕事となる。 作者の松本哲也は「電設屋」で昔3年ほど実際に働いていたことがあったらしい。 その時の記憶と体験をベースにこれを紡いだのか!? 「津曲電機株式会社」のある支店が舞台。 事務所棟の裏から倉庫へ抜けさらに上手にはトラックの搬出入口がある 途中の喫煙できる休憩所みたいなスペースが舞台中央にある。 プラスチックのベンチが置かれその前には 四角柱のカタチの灰皿がひとつ置かれている。 38歳になるツマガリクンと呼ばれている社員(今村裕次郎)は この会社の創業者の三世代後にあたる孫らしい! 彼は社員からある距離を置かれており、雑談などが簡単に出来ない、そんな感じがある。 会長と社長の「津曲さん」たちはこの舞台には登場しない。 50歳になる支店長(瓜生和成)と秘書の山下(荻野友里)34歳。 支店長の先輩である60歳になる黒木さん(廣川三憲)は 元営業だったが今は倉庫係で在庫の管理などをしている。 ひっきりなしに倉庫から電材を台車に積んで移動している。 営業の人たちは日々、工務店などから注文を受け、 メーカーに電材を発注しまとめたものを適切な納期で適切な場所に配送している。 営業一課の赤城課長41歳(山田百次)営業二課の主任の澤村41歳(松本哲也)が それぞれの課のリーダー! そこに、その他の営業部員(佐藤達、櫻井竜、斉藤マッチュ) 事務の女性2名(神崎亜子、長尾純子)が加わった群像劇でもある。 一人一人の個性が見えて来て、それぞれがそれぞれの事情を抱えている。 実は少し前に営業部の太田が辞め その代わりを兵藤がやっていたのだが 働きすぎて事故に遭ったらしい! ということが会話からわかってくる。 AさんはBさんのことが好きで、Cさんはある悩みを抱えている。 Dさんは部下や会社のことを想い、彼らのために粉骨砕身する。 いろんなキャラクターがそれぞれの個性を発散していく。 オーナーカンパニーの三代目候補となっていることが運命である 「ツマガリクン」はその運命を受け容れなければならない。 社員も簡単には三代目のことを認めないし、三代目も自分に自信がない! 高圧的なリーダーシップを出しても誰もついてこない! そのためにはツマガリクンが変わっていかなければ行けないのだろう。 リーダーは孤独を受け容れ一人で立ち、その中で 目いっぱい周囲の人たちを幸せに出来ることを考えることが求められる。 最初は、それは楽しいことでも面白いことでもないのかもしれない。 しかし、ある時に変化が生まれればその関係がかけがえないものに変化し 本当の意味での愛おしいものが生まれてくるのではないか! というようなことを感じさせてくれた舞台。 すべての会社員や組織人を経験したことがある人に見てもらいたい! 上演時間2時間5分。12月8日まで。
by haruharuyama
| 2019-12-01 16:18
| 舞台
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