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今年、印象に残った出来事。 東大医学部循環器内科の助教である稲葉俊郎先生とスクエア・エニックスの三宅陽一郎さんが 映像テクノアカデミアにいらして録音した対談。 ネットフリックスで配信されている「全裸監督」のプロデューサーである 橘康仁(Nemeton)さんに依頼を受けて防音の部屋が空いていたので お貸しすることになった。 橘さんとは、ひょんなことからご縁が出来てそれから15年以上のお付き合いとなっている。 「社会人のためのシナリオ講座」なども主宰されており 私も出来る範囲で協力させていただいている。 稲葉先生と三宅さんがお話になった内容は三宅さんの著書「人工知能のための哲学塾」と 「人口知能のための哲学塾 東洋哲学編」を基にしてのものだった。 https://www.youtube.com/watch?v=bYiiTesYCMg (※ 対談の内容はここで聞くことができます。) いいきっかけだと思って、三宅さんの著書を拝読してさらに理解を深めようとしたのだが、 いまだ志半ばでちゃんと全体像を理解できてはいない! 三宅さんはスクエア・エニックスで多くのゲーム開発に携われており、 ゲームの仕組みを、人工知能を応用して制作するということをおやりになっている。 そのためには人間の本質の理解が必要である! ということに三宅さんは気づかれ、そのための哲学塾を主宰された。 その講義録を基にしたのが三宅さんの二冊の著書である。 三宅さんの膨大な知識からわかりやすく西洋哲学と東洋哲学の話が語られ、 同様にゲーム業界のお話も語られた。 最初「西洋哲学」を学びながらゲーム制作における人工知能に 応用しようとされた三宅さんだったのだが、実はそれだけでは不完全なのでは? と思い至るようになったらしい。 すべてを理解するためには西洋哲学と東洋哲学とがないまぜになった 人間の理解というものが重要であると。 何となく感覚ではわかるような…わからないような…なのだが、 三宅さんはある種の確信を持って語られ、 同様に稲葉先生もその考え方に関して共鳴されている。 医学の世界、特に臨床医療の世界では論理的に語ることだけでは 解決できない問題がたくさんあるのだろう! それを西洋と東洋の融合によって解決を模索するというのは 今の時代の必然なのかも知れない。
私たちが今まで、これでいいのだと信じて来た産業革命以降の 資本主義経済が転換点を迎えているのはみなさん感じておられるのではないだろうか? ではこれから私たちはどこへ向かうのがいいのか? ということがわからない時代。 曖昧性が強く予測が困難で先行きの見通しが見えない不安定で不確実な時代に 何を指針にものごとを決めて進んでいくか!?が問われている。 その時に経営者の方々たちはいま、新たに「哲学」について学び、 自らの頭で考え物事を本質まで掘り下げる能力を鍛えている。 その「思考の過程」と「思考から生まれて来た仮説」を 経営に生かすことが大切な時代となっている。 実は広告を考える人たちも広告コミュニケーションを行いながら 日々そのような作業をしているというのも事実。 そして、クリエイティブディレクターと呼ばれている 多くの人たちが企業の経営者とともに企業の顧客サービスの行く末を共に考えている。 私が卒業論文で取り上げた敬愛する「糸井重里」さんも、 80年代の西武セゾングループの堤清二さんを初めとした 経営のトップの方々とそんな議論をされていた。 ほかにも白土謙二さんや小霜和也さんサムライの佐藤可士和さんなどなどの 多くの広告業界のクリエイティブディレクターの方々が 経営者とともに企業のブランドを作り 企業がどのように社会に貢献するべきなのか?ということを実際にされている。 そして、そうした方々のお話を読むにつけ聞くにつけ 「本質」をとことんまで追求しておられることを実感するのだ。 「そもそも論」から始めて、既存のサービスややり方で本当にいいのか? というところまで立ち返って考える。 そこで発見した問題についてお互いに率直に対話されているのだろう! そこから新たな光を見いだしその光をたよりに試行錯誤する、 そんなことを日々されているのではないだろうか? 実は、これって「哲学」と同じではないだろうか? しかしながら、その本質のさらに奥をたどっていくと、またわからなくなっていく。 東洋哲学の本を読んでいると世界は「無」から始まって「無」に帰る などと書かれている。また、私たちはここに「存在」しているが 実は「存在していない」と言う一説があったりする。 まるで、一休さんのとんち問答のような思考が頻繁に登場してくる。 「禅」というものがそもそもそういうものなのだそう。 これはいったい、どういうことなのか? 還暦を2年後に迎える年になってもわからないままでいる。 なので、さらに他の本を読んでみる。が、今もまだわからない。 そんなときに、ある種の気付きを私に与えてくれた演劇作品に出会った。 世田谷パブリックシアターで上演された舞台「終わりのない」(前川知大:作・演出) ここで扱われたのが量子物理学の考え方。 量子物理学と神話のような物語世界と時間と空間についての前川知大さんの 思考の変遷がこの舞台で描かれているのではないか?と思った。 量子論をベースにした考え方を通じて世界を語る。 そうするとある量子は観察するまで存在しているのか存在していないのかわからない! そして観察以前は同時に別の場所に存在していると考えることも出来る! という、さらに物理学者の方々は 宇宙の始まりは何だったのか?ということを研究されている。 この宇宙は「無」から始まってあと百数十億年後にはまた「無」に帰るのだ! というような考えが普通。 「無」で平衡状態にあったものがあることをきっかけとして平衡が崩れ、 カオスの状態になり そこからビッグバンが始まり宇宙の元となっていったらしい! そんなことを聴くと、これってさっきの禅の考え方と同じやないかな? と思ってしまうのだがいかがでしょうか? そして、こうした宇宙の成り立ちの物語が旧約聖書や日本書記や日本の神話、 それの元となるインドや中国の神話や物語、さらには中東のイスラムの人たちが 考えるものとも同じなのではないか?と思うようになっていった。 ではなぜ、同じ考えがベースになっているのに 人々は差異化し階層化するのか?格差を生みだすことによって 得られるものは本当の意味での大切なことなのでしょうか? 新・自由主義(ネオ・リベラリズム)がグローバル経済の御旗のもとに 全世界を席巻し、トマ・ピケティが「21世紀の資本」(@早川書房)で 予想したようにさらなる格差が拡がっている。 もちろんビル・ゲイツのようにそれで得た資本を基に 社会をよくするための財団を設立するという動きも出てきている。 しかしながら、気候変動を始めとする負の遺産を 多くの私たち世代は見て見ぬふりをしているのでは? 超長期的に見ると地球と宇宙を持続的に維持していくために 人類の叡智は立ち向かえるのではないか?と信じたい。 前川知大さんの舞台を見るのをきっかけにそんなことを考えたのでした。
「令和」という新たな時代を迎え、私たちは誠実に世界に向きあうということが 問われている。いろんな国を訪ねると相対的に日本が見えてくる。 だから多くの若者たちは世界中を見て欲しい。 そして何かを感じることが何かを考えるきっかけになる。 そのような経験を経てから仕事を始めても決して遅くはないのでは?
働き方も多様になり、20年くらい遅れてしまった 日本のデジタルトランスフォーメーションもこのまま立ちすくんでいてはいけない! と多くの人がようやく思うようになった。 時すでに遅しとあきらめず 今からでも出来る事をこつこつとやり続けることで、 ホリエモンや落合陽一の言う「遊びが仕事になる」社会が到来するかもしれない!
そのためには終身雇用制度や年金制度など戦後の制度設計を 大きく見直す必要も出て来るだろう!そして、当然反発も出るだろう!
今年、政府が印鑑を止めようと言い出したのだが印鑑業界の団体が猛反対して、 その施策は棚上げとなった。 印鑑が必要なら電子印鑑を印鑑業界で作成し各自がスマホで持つ。 そしてそれがマイナンバーなどとリンクするというようなことを 印鑑業界さんやりませんか?とかできないんだろうか? 時代が変化するというのはそういうことなのかも知れない。
さて、来年2020年は東京オリンピックが開催される。 東京のインフラが日々更新され新しくなっている。 今、以上に混雑する新宿駅ターミナルを体験することが出来る。 いろんな国の人にこの国を見てもらい私たちとコミュニケートし、 そして相互理解が深まるのはオリンピック憲章の本意だろう。 そして心配なのはオリンピック後に私たちはどのように生きていくのか? ということが真剣に問われてくるだろうということ。 ちなみに1964年の東京オリンピックの翌年から大量のカメラマンが職にあぶれたという。 誠実に持続可能に低成長しながらもおおらかに生きていける。 そんな社会になりますように。というか、そんな社会をみんなで目指していきたい! みなさまに置かれましても良いお年をお迎えください。 そして今年もありがとうございました。 令和元年12月吉日。 ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2019-12-27 10:00
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