作・演出:鎌田順也。鎌田さん天才!ほんま天才!物語の運びがとても上手。
見終わって上質の古典落語を見たような気になった。
円朝の落語の「真景累ヶ淵」(しんけいかさねがふち)や「鰍沢」(かじかざわ)みたいな
物語性の強い話に「飄逸もの」が混ざったような感じとでも言えばいいのだろうか?
俳優たちの喋り方は大げさで、昭和のドラマや漫画を見ているような感じ。
「このやろう」とか「こんちくしょうめ」みたいな
今では私たちがほとんど使わなくなった言葉を駆使して独自の世界観を構築する。
その世界に入っていけると物語の運びを、固唾を飲んで見守るようになり、
その感覚が心地よい!
劇場入口で受付をしていた女優の川崎麻里子さんが舞台下手にやって来て
観客に注意事項を述べ始める。
まるでこれは「東葛スポーツ」の始まりか?と思わせるような既視感に襲われ、
川崎さんが登場するというだけで笑いが起こる。
そして、慇懃無礼な川崎さんの挨拶それ自体がすでに
この何だかわからない「ひゅうちゃんほうろう」というものの
怪談の前振りであることが良くわかる。
堀船は北区の地名らしく、以前はキリンビールの工場があったらしい!
この堀船をネタにして鎌田さんは多くの戯曲を書いているらしい!
そこに「ひゅうちゃんほうろう」という妖怪が出るらしく、
それは人間の姿をしており、手をつなぐと突然、ぐいぐいと引っ張られ
さらわれてしまう!というもの。
しかし、それは人間が「ひゅうちゃんほうろう」にお供え物をして、
あの人をさらってください!とお願いしないと「ひゅうちゃんほうろう」はアクションを起こさない!
この設定に参りました。
これって人間のダークサイドがひき起こすものが必ずあるっていうこと。
戦争などをはじめとするある種の倫理観を超えたものは
実は人間のダークサイドがあるから引き起こされるんだな!ということが
笑いを通じて伝わって来て、怪談物を聴く以上に恐ろしくなる。
笑ってしまうのに恐ろしい。
こんなことを創作できる鎌田順也が一番怖い!
ということでお後がよろしいようで…。
上演時間80分。入場料2500円!必見の必笑、必怖の舞台。
23歳の時に大阪から東京に出て来て初めて住んだ街「阿佐ヶ谷」から「南阿佐ヶ谷」に久しぶりに行くことが出来た。
終演後、30数年前から通っていた青梅街道沿いにある「焼き鳥屋・屯」に伺う。
もつ焼きとホッピーをいただいて帰りました!そこの、お母さんにも会うことが出来ました。
どちらもごちそうさまでした!
1月19日まで。


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