『ブックカバーチャレンジ』⑰( book cover challenge vol.17)
17冊目は植村直己さんの「青春を山に賭けて」(@文春文庫)
発行は1976年。私が14歳か15歳の時だった。確か高校1年の時に
書店で購入して読んだのでは?中学の頃から冒険をするような
読みものが大好きで「ロビンソン・クルーソー」や「十五少年漂流記」
「太平洋ひとりぼっち」などのいわゆるサバイバルものを学校の図書館で
借りてむさぼるように読んでいたことを思い出す。
高校の時に本書を読んで衝撃を受けた!明治大学山岳部だった植村さんが
卒業後100万円を握りしめて世界へ旅立つ、五大陸の最高峰に登ったり
アマゾン川をいかだでくだったりという破天荒な冒険の記録が
活き活きとした筆致で描かれていた。高校の柔道部だった私は
本書を読んだ後、どうしても山岳部に入りたくなり、高校1年の秋に
山岳部に転部した。それからの2年間は毎週末「比良山系」などに
登ったりしていた。平日は疲れているので良く寝てしまい、親に随分と
怒られた。「山と渓谷」は愛読雑誌となり当時のIBS石井スポーツという
登山用品店には毎月のように行っていた。アルバイトのお金をほぼすべて
山関係に費やしていたのかもしれない。新田次郎の山岳小説なども読み始めた。
山登りをする人は読書が好きな人が多いという印象がある。
クライマーが書くエッセイやドキュメンタリーには哲学的な思想が見える。
それは常に死と隣り合わせで生きているからだろうか?
死を見つめることで自らの身体と頭で考える。それが言葉となり
私たちはその言葉を書籍を通じて追体験できる。そういう意味では
読書はここに居てもどこにでも行けることができる行為とも言える。
昨年、高校時代に購入してずーっと使っていた山靴を処分し
神田のさかいやスポーツで久しぶりに山靴を購入した。
その山靴で昨年から今年にかけて数回山に登った。
感じたのは高校や大学で登っていた時のイメージで登ると
自らの身体の重さと筋力のなさを痛感し思ったように動けないという
もどかしさを強く感じた。とは言え、この新型コロナの時期が
終息したらまたぼちぼちと山に行って考え事をしながら自然の
中を歩きたいです。
読書文化普及のため
◎毎日一冊の本の表紙をUP
#BookCoverChallenge
(蔵書が大阪の実家にあるので、Amazonさんからの表紙データ引用です)

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