『ブックカバーチャレンジ』21( book cover challenge vol.21)
21冊目は司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」(@文春文庫)
文庫の奥付を見ると2002年に発行のものを買っている。
約18年前だから私が40歳の時に購入して読んだ。
司馬さんは超有名なので多くの方がいろんな本を読んでいたが
私は「それまで「街道をゆく」を何冊かとエッセイしか読んだことがなかった。
きっかけは大阪出張の帰りに翌日お休みだったので
東大阪にある「司馬遼太郎記念館」に行ったこと。
初めて訪れた街は司馬さんが長年住んでいた街だなということが実感できた。
ここに行こうと思ったのはこの記念館が安藤忠雄建築だったから。
建築は現地に行かないと実物が見られない。
実物を見て感じることの出来るものがたくさんある。
安藤忠雄さん自身も20代に世界中を回って多くの建築物を
ご覧になって建築家をスタートしたと聴いた。
安藤忠雄に興味を持ったのは大学のゼミの教授の植條則夫先生が
私が3年生の時に千里山に安藤忠雄建築の自邸を建築されたことがきっかけ。
引っ越しの手伝いに行き、その建物の美しさに感心した。
それから京都や神戸などにも安藤建築を行くたびに見るようにしていた。
「Uejo邸」は先日、新国立美術館で開催された「安藤忠雄展」にも
ちゃんと掲載されていた。
司馬遼太郎記念館に掲げられていた
「二十一世紀を生きる君たちへ」という司馬さんが
小学生の高学年に向けて教科書用に書いた文章が印象的で今もその衝撃を覚えている。
次世代に伝える事を意識しながら本当に大切なことは何か?がここには書かれていた。
コロナ下の状況を過去の歴史にふり返り、ペストやスペイン風邪などの
感染症の前後の歴史を振り返り未来を展望する、
歴史を学ぶということはそういうことなのだ!ということを
40歳、不惑!を過ぎて初めて知った。
その後、本作を読み、時代の変革期に生きた
ある種のイノベーターの半生にココロ惹かれた。
大きな視点で物事を見てとにかく行動する。
当時の人たちは歩いて江戸と上方を往復していた。
竜馬のその移動距離半端ない!
竜馬は海運という商売をしながらもっと大きな世界を見たかったのだろう!
志半ばだったろうが
その意思を引き継ぐものはいつか現れて世界を変えていくのだろう。
その意思は司馬さんがお書きになった
「二十一世紀を生きる君たちへ」に投影されている。
http://www.midorii-clinic.jp/images/index/season110905_12.pdf
読書文化普及のため
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