『ブックカバーチャレンジ』23( book cover challenge vol.23)
23冊目は内田樹さんの「寝ながら学べる構造主義」(@文春新書)
発行は2002年6月。私が40歳の時である。不惑を迎えたのに戸惑ってばかりの時期だった。
哲学と言えば、子どもの頃に見たTVCMで野坂昭如さんが
「ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか、ニ、ニ、ニーチェかサルトルか ♪」と
唄っていたのを今でも鮮明に覚えている。
サントリーのウイスキーのCMだった。
これが私が初めて哲学者の名前を覚えたという経験。
大学時代に浅田彰が「構造と力」(1983年発行)(@勁草書房)
という本を出版し
その頃、ニューアカデミアズムという言葉が流行していた。
そこで構造主義という哲学用語を初めて知った。
流行を追っかけるだけの「表層的」で「へなちょこ」な私は
早速購入して読んでみたがちんぷんかんぷん!
書棚を飾るだけのものとなってしまった。
そこから20年近くが経ち内田樹が本書を発行してくれて
まさに目からウロコ!こんなにわかりやすく
哲学者の考えていることと、構造主義について書いてくれる方がいるんだ!
と思わせてくれたのだった。
本書では、マルクス、フロイト、ニーチェから始まって
構造主義哲学者であるソシュール、フーコー、ロラン・バルト、レヴィストロースから
ジャック・ラカンについて語っている。
本書を読んで以降、私は内田樹のファンになった
荒川あゆみさんと話していて、内田樹の話になり「私もタツラーです」と
言うのを聴いて、そうか、内田樹のファンのことを「タツラー」というんだ!と知った。
当時は内田樹さんは神戸女学院でフランス現代哲学を教えておられ
毎日のように更新される長文のブログを読むのが日々の楽しみとなった。
http://blog.tatsuru.com/
映画や村上春樹のことそして武道などにも通じておられ
その著作は幅が広い。現在は大学教員を定年で退官されている。
TVにはほとんど出演されない方だったが先日TVに出演されている
姿を見て驚いた。
それからもいろんな哲学に関しての書籍を読むが
本書以上にわかりやすく書かれたものにいまだ出会えていない。
読書文化普及のため
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