『ブックカバーチャレンジ』29( book cover challenge vol.29)
29冊目は玉村豊男の「種まく人-ヴィラデスト物語」(@新潮社)
発行は1995年。私が33歳の時に購入したもの。
30歳を過ぎたあたりの一時期、玉村豊男さんの本をたくさん読んだ。
30代は本当に仕事が忙しく家に帰れない日々が続いており
その反動なのか、早く退職して私は農業をやる!と飲むたびに言っていた。
その証拠はアストラカン東京の社長の有澤卓也さんが持っている。
当時、酔っぱらった勢いでそんなことを書いた宣言書みたいなものを
お渡ししたのでした。先日、その「宣言書」が出て来たと写真付きの
メールが来たのだが、私はいまも会社で働き、農業などまったく
やっていない。庭いじりも私はほとんど手伝っていないという有様。
ただ自然の中で動物や植物と一緒に暮らしてみたいという欲求はいまもある。
コロナ禍で多くの人が今この場所でこうして働いていて
本当にいいのだろうか?と思い始めているんじゃないだろうか?
在宅・リモートワークがこれから普通になっていくと働く場所は
ほんとうに、どこでもよくなってくる。
玉村さんは本書の発行の時期に東京から
長野県の佐久市にある高台の土地と農地を購入されて
「ヴィラデスト」と名付けた農園を始められた。
そこでワインを作るためのブドウ畑を始められ
野菜を育ててそれを毎日食べるという生活。
家族と共に愛犬がいて、一緒に暮らしている。
当時、こんな生活があるんや!と本当に理想的な生活を
私は玉村さんの著書を何冊も読んで追体験していった。
玉村さんは若い頃フランスに留学されており
海外の多様な体験もこの「ヴィラデスト」に活かされている。
オーベルジーヌのような場所でそこにレストランもあり
物品の販売もしている、東京まで数時間で移動できるので
当時良くTVに出演されていたので、そうした仕事をまとめて
こなし、週の大半は長野県で過ごす。
この暮らし、WITHコロナからポストコロナの時代に
多くの人が実践するようになるのかも知れない。
そんな予感があらためてする。そんな暮らしを
25年も前に始められた先人の経験に
いま新たに学ぶことがあるのかもしれない。
読書文化普及のため
◎毎日一冊の本の表紙をUP
#BookCoverChallenge

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