『ブックカバーチャレンジ』44(book cover challenge vol.44)
44冊目は岡本太郎さんの「自分の中に毒を持て」(@青春文庫)
本書の最初の発行は青春出版社から1988年。
その後1993年に文春文庫になったらしい。
子どもの頃は岡本太郎と言う人はTVCMの中で「芸術は爆発だ!」と
眉毛を釣り上げて大声で話す怖い人だった。
強烈なインパクトで子ども心に「何だこれは?」と思った。
私は1970年に鳥取県倉吉市から、
わけあって家族で大阪の高槻市というところに移り住んだ。
その年は大阪万博の年である。
万博広場という大きな屋根のついたイベントを行うスベースの真ん中に
大きな「太陽の塔」を作ったのが岡本太郎だった!
ということを後になって知ることとなる。
今も実家に帰省すると
「万博公園駅」の近くになると、あの「太陽の塔」が
存在感を放ってすっくとそびえている。
アート作品は時を経てもまったく古さを感じない何かがある。
そして近年その「太陽の塔」の内部も改修され、新たに入場できるようになった。
そのタイミングで関根光才監督が「太陽の塔」のドキュメンタリー映画を監督し公開された。
その年に見た映画のベストの作品だった。
そこで描かれたのは岡本太郎の持っている
アナーキーなまでの過去を破壊し続けるというエネルギー!
過去の慣習やしがらみにこだわらないで
新たなものを作り出すチカラ!
その根源には人間の持つ原始的なエネルギーがあって、
それがまさに爆発するように表現されるのだ!
そんな哲学を岡本太郎は持っておられた。
埴輪の土器の造形の原初的な力強さに感銘を受け
創作を続けられた岡本太郎の半生が書かれている。
表参道のスパイラルビルを東に向かい小笠原流会館を超えて
根津美術館の少し手前あたりに岡本太郎が住んでいた住居兼アトリエがある。
いま、そこは「岡本太郎美術館」となっている。
展示内容が時々変わるので何度行っても楽しめる。
本書は多分、その美術館にお伺いした時に購入させていただいたもの。
なので、10年くらい前に購入したのではないか?
今では岡本太郎さんはCMに出ていた変な「芸術は爆発だ」おじさんではない。
私にとって尊敬する芸術家として、さらには勇気のある活動家となった。
岡本さんは芸術家でありながら
行政や自治体と連携できる力を持った人であったことも見えてくる。
芸術家は政治や行政などとは無縁でいいみたいなイメージがあるかも知れないが、
人が生きることにつながるすべてに
芸術は関与しているんだ!ということを
岡本太郎は純粋芸術の世界を通して教えてくれた。
読書文化普及のため
◎毎日一冊の本の表紙をUP
#BookCoverChallenge

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