『ブックカバーチャレンジ』46(book cover challenge vol.46)
46冊目は谷口ジローさんの「遥かな町へ」(@小学館)
本書の発行は1998年。45冊目で取り上げた著者、
関川夏央と縁の深い漫画家。
惜しくも2017年2月11日に69歳で亡くなられた。
命日の2月11日は何と私の誕生日でもある。
谷口ジローの傑作は他にもあるだろう!
と思う人が多いのでは?まさにそうです!
しかしながらここに本書を挙げたのは私が1962年に
生まれて小学校2年生まで住んでいた鳥取県、倉吉市が
舞台になっているということ。ただそれだけです。
本書は購入後、すぐに追加購入し母親にプレゼントした。
私の幼少期に過ごした倉吉の記憶が漫画となって描かれている。
谷口ジロー自身も鳥取県の出身なのでこれを描かれたのだろうか?
谷口さんの画力が半端ないので本当にあの頃の倉吉の街が
活き活きとして蘇っているように見えてくる。
谷口さんは作者が関川夏央さん、久住昌之さん(「孤独のグルメ」)、
夢枕獏さん(「神々の山嶺」)などの原作ものを
多く手掛けられているのだが、本書は自らで物語を創作されている。
1963年中学2年生だった主人公を中心に倉吉で暮らす人たちが描かれる。
私の生まれが1962年なので物心ついた
1960年代後半の記憶と重なって見えてくる。
数年前だったか母親を連れてお盆休みに鳥取を訪ねたことがあった。
その時は近くの三朝温泉に泊まり母親の知り合いの
いまや大おばあさんになった人たちと会い、
私たちはその間、レンタサイクルを借りて倉吉市内を走り回った。
人がさらに減り完璧なシャッター商店街となった場所。
円形校舎が自慢だった明倫小学校。
訪問した時はその校舎は物置のようになっていて閉鎖されていたのだが、
2018年に「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」として
復活を遂げたらしい。
そして、家々の前に運河がめぐらされ石の橋を渡って
家に入っていくという城下街の面影も残っていた。
夏になると毎週土曜日の夕方から土曜夜市と呼ばれる
商店街での夕涼みのためのお祭りがあり、
花火大会なども行われていた。
地方都市に人がいて産業があった時代。
あの頃の様子が本書には克明に描かれている。
今では、あの頃の活気はまったくなくなってしまっている。
しかしながら、今回の新型コロナウイルスの件で都市への
特に東京への一極集中を見直して新たな暮しをしてみたい!
という時代が来るのかもしれない。
明治以前の藩制度があった頃の地域に分散した暮らしに
思いを馳せるのに、今のこの時期はいい機会なのかも。
読書文化普及のため
◎毎日一冊の本の表紙をUP
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