『ブックカバーチャレンジ』47(book cover challenge vol.47)
47冊目は佐野眞一さんの「旅する巨人-宮本常一と渋沢敬三」(@文芸春秋)
本書の発行は1996年。私は本書を15年前の2005年に読んでいる。
大阪の高映企画の前社長でCMディレクターの横田真治さんという
業界の大先輩がいる。最初に横田さんを紹介してくれたのが
電通関西支社の甲斐祥三さんだった。
たまたま私と甲斐さんが一緒に撮影していた調布にある
角川大映スタジオで横田さんも別の撮影をされており紹介していただいたのが最初。
それ以降ご縁があって何度もお話する機会があった。
横田監督は50代になると会社経営をしながらCMディレクターの仕事も並行して行い、
さらには再度大学に通い始められた。
横田さんの母校でもある同志社大学に再入学してアカデミックなことを
学ばれるために今出川キャンパスに週に何回か通っておられた。
なので、横田さんとお仕事するときは〇曜日は大学なので、
それを避けて打合せなどが行われた。
その横田さんから民俗学を学ばれていることを教えていただいた。
それまでは民俗学のことなどほとんど気にも留めたことがなく
実家の近くに「国立民族学博物館」があるので、
人々の暮らしを記録する文化人類学的な学問なのか?と思っていた。
その横田さんに紹介していただいたのが宮本常一という民俗学者。
40代の半ばまでそんな方がいることすら知らなかった。
有名な民俗学者で柳田邦夫という方がいる。
この方はみんな知っているのでは?
「遠野物語」をお書きになった方である。
横田さんに宮本常一のことを知るなら本書がいいよ!と教えてくれて早速購入した。
ノンフィクションライターとして超有名な佐野眞一さんがお書きになっており、
本書は「第28回大宅壮一賞」を受賞している。
宮本常一の半生が克明に記録されている。
世間にいる普通の人々の暮らしを聞き取り日本中を旅した宮本常一。
宮本さんはまた資本家の渋沢栄一の孫である渋沢敬三が運営する
日本常民文化研究所に出入りしてそこの研究員のようなことをしていた。
いわゆる渋沢家の個人的な施設で社会貢献の一環のように
渋沢敬三がパトロンとなって柳田邦夫や宮本常一の民俗学の研究を応援した。
それらの事項が本書には小さな活字で克明に記されており
本当にこれでもか!というくらいの膨大な取材と資料の収集を通じて
まとめあげられたのだろう!
その熱量は読者にも伝わる。
活字を通じて宮本常一をはじめとする人たちが
活き活きと生きている様子が手に取るように見えてくる。
ちなみに、宮本と渋沢敬三の関係が舞台作品になったものを見ている。
長田育恵(てがみ座)が戯曲を執筆し扇田拓也(ヒンドゥー五千回)が演出をした
演劇ユニットてがみ座 第9回公演
「地を渡る舟 -1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-」というもの。
2013年の公演だった。
https://haruharuy.exblog.jp/20897559/
横田さんはそれ以降もさらに民俗学にのめり込まれ
たくさんの書籍を買い集めておられるらしい。
読書文化普及のため
◎毎日一冊の本の表紙をUP
#BookCoverChallenge

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