『ブックカバーチャレンジ』49(book cover challenge vol.49)
49冊目は堤幸彦さんの「堤っ」(@角川書店)
本書の発行も前回の紹介本「木更津キャッツアイ」と同じ2002年。
前回の「ブックカバーチャレンジ」の宮藤官九郎の脚本
「池袋ウェストゲートパーク」を演出したのがこの堤幸彦監督です。
オフィスクレッシェンドの取締役でもある。
なのでこの会社名がドラマなどのクレジットに出るとなるほどなー!と
意味もなく賛同する自分がいる。
大根仁監督もここに所属されており面白い制作会社だと前から思っている。
堤監督のドラマをほんとたくさん見た時期があった。
堤幸彦の名前が私の中に定着したのは「ケイゾク」というTBSのドラマ。
プロデューサーは植田博樹だった。
オープニングタイトルも特徴的で、
映画の「セブン」などを手掛けたカイル・クーパーの影響?
とワクワクして見ていた記憶がある。
そして、その後の「IWGP」=「池袋ウェストゲートパーク」!
細かいカット割りとデフォルメされたワイドレンズを多用した
カメラアングルは狭い場所でのロケなどを逆手に取った手法で
ある意味、けれん味たっぷりな演出スタイルが新しかった。
それはセリフなどにもつながりアドリブかと思われるような
くだらないセリフや奇妙な喋り方はまさに堤幸彦調とでも
言うべきスタイル。
本書の成立に多大な貢献をしたのが本書の構成作家をされた木俣冬さん。
彼女のドラマへの愛が半端ない。
その熱量が莫大な活字量となって本書に結実されている。
特にすごいのは堤さんの演出日記とも言える
日々の演出家としての仕事を記録した章!
まったく家庭を顧みず
ドラマ作りが人生のすべてロケに行き編集室で編集するだけの毎日。
ロケ地で暮らし編集室に住むと言っても過言ではない。
寝るのはロケ地のディレクターズチェアと編集室のソファ!
そして編集室では何と!鍋パーティーが行われたり
焼肉が焼かれたりしていたというエピソードが書かれていた。
今ではさすがに消防法などで出来なくなっていると思うが、
それくらいそこに居続けて
これでもかというくらいカットを割って編集されていたのだろう。
そしてそのためには通常の倍近いカットを撮影しないといけない。
しかも、それを1台のカメラで撮影し続ける。
通常は複数のカメラで撮影して複数素材を同時に確保するのだが、
堤監督の手法だとカメラがワイドレンズで寄っているので
他のカメラが入る余地がほとんどない!
この時に堤さんが良く仕事をしていた撮影の「池田屋」さんに
ビデオ収録をしないといけないようなCM作品で
何度かお願いしたことを思いだした。それもこれも堤監督のおかげです。
堤監督はその後、映画もコンスタントに監督されるようになっていく。
TVの人気シリーズの「トリック」の映画化のような
娯楽エンタメ作品の映画制作と並行して
「恋愛写真」や「悼む人」「人魚の眠る家」などの
地味だがいろんな問題を提起するような作品も並行して
監督されているのがいいな、と思う。
スイッチインタビューなどで語る堤さんは
すごく丁寧な喋り方で日本語がくるくると高速で
頭の中を回っていることが良くわかる。
そして、個人的に共感できるのは学歴コンプレックスを抱えておられること。
私もまさにそのコンプレックスが強く、
高校の同級生に負けないように大学に入ってからも
卒業してからも学び続けよう、それを30年以上続けたら
少しはましになっているかも知れないと思いながら生きて来た。
18歳で高校を卒業し、当然のことながら浪人生活を送るようになった。
その時、まさかの近畿予備校の試験に落ちて京都駿台の試験にも
落ちたことを克明に覚えている。
大学も落ちてしかも予備校にも行けないのか?とほんま情けなかった!
そうして十三の大阪北予備校に潜り込むことになるんのだが、
そこに高校の同級生だった上尾君と佐伯君がいて、
少し救われた。
読書文化普及のため
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#BookCoverChallenge

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