『ブックカバーチャレンジ』53(bookcover challenge vol.53)
53冊目は前川つかさの漫画「大東京ビンボー生活マニュアル」(@講談社)
発行は1987年。
1985年の3月に、私は就職のために東京に引っ越して来た。
初めての一人暮らし。最初に住んだのは丸ノ内線の「新高円寺」駅から
徒歩4分の杉並区の堀の内三丁目にある二階建ての古いアパート「星野荘」だった。
東京の会社に就職が決まったので、住むところを探さないといけないと
3月の上旬に東京に向かった。
新高円寺の駅前にある不動産屋さんに入って、
「部屋を探しています。一番安いところでいいです!」
と言って2軒目くらいに紹介してもらった物件だった。
家賃は月2万円。
当日、敷金か礼金かの2か月分を払い、その日のうちに大阪に戻った。
3月の東京は大阪と比べて寒い。
うすら寒い中、レンタカーを借りて荷物を積んで大阪から引っ越してきた。
そもそも、実家は貧乏だったのに加えて、父親が大学三年の時に急逝している。
誰も頼れないのでとにかく自分だけのチカラで生きて行かなきゃいけない!
と気合が入りつつ、初めての東京にいくばくかの不安を感じつつ、
一人暮らしが始まった。
一口のガスコンロしか置けるところがなかったが、
奮発して高火力のコンロを購入したことを覚えている。
最も良く作ったのは炒め物。
部屋は二階に上がってそこで靴を脱いで部屋に入るというスタイル。
マンガ家の聖地だったトキワ荘のようなイメージ?
トイレは共同で和式のトイレが数カ所に設置されていた。
男の人ばかりが住んでいたんではないだろうか?
隣の男性は多分50歳代くらいだったのでは?
窓から隣の家の庭が見え日当たりがそんなに良くなかったので
どくだみとかが初夏に咲いてきれいだった。
最初に作った一人暮らしの料理はレタスサラダ。
スーパーでレタスとドレッシングを買って来て、
レタスを切って洗ってドレッシングをかけて食べた。
時々ここで料理をして食べ始めた。
この1985年が私の自炊元年となる。
それから36年自炊をし続けている。
コロナ禍で自炊の頻度がこの数か月格段に上がった!
今はクックパッドなどの料理レシピがすぐに検索出来て
レパートリーも格段に増えた。
しかしながら20代前半に経験した、あの極端に貧乏だったけど
希望に満ちてこれから面白い仕事をするんだあああ!という
気持ちは今も時々思い出す。特に3月になると。
そんな時期に購入したのが本書だった。
東京に出て来て2年目のことだった。
当時はお金もなく休みも少なく、たまのお休みには近くのスーパーに行って買い物をして
ご飯を作って食べる。
本屋さんでマンガや書籍や雑誌などを購入して読んだり、
たまにビールなどを買って来て飲むことが楽しみだった。
本書にはそうした日常の中のささいなことの楽しみがたくさん描かれている。
決して贅沢ではないが、少しのおこづかいを使って
人生を豊かにしてくれる方法が!
当時はこれを読んでその内容にいたく共感し私の暮らしのバイブルとなった。
絵柄は決して好きなものではなかったのだが、
とにかく食事のことなどが克明に書かれているのがよかった。
東京に出て来て、この街はいろんな処から上京して暮らしている人が実は
すごく多いんだな!ということがわかった。
なので本書の主人公のように一人暮らしをしている人がとても多い!
コロナ禍で地味で質素だが丁寧な暮しというのが
見直されて来ているのではないだろうか?
本書にはまさにそのヒントとなるようなことがたくさん描かれている。
絵柄が好きじゃないのに本書を処分せずに書棚に置き続けていたのは、
そういう理由だったのかもしれない。
一人暮らしの独特の孤独感漂う感じがいい!静かな思考がそこにある。
読書文化普及のため
◎毎日一冊の本の表紙をUP
#BookCoverChallenge

htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-31238765"
hx-vals='{"url":"https:\/\/haruharuy.exblog.jp\/31238765\/","__csrf_value":"8adae108aebc6ff5058713276bd87c8443c70e5646bbd59428e5da5798a72a8cc103d62f6403f403e7454c5ed393914fbb0c70841eb50b7ba5c12da2d5841c77"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">