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「hedge1-2-3『trust』」serial number06(@あうるすぽっと) 2013年にスズナリで上演された「hedge」。 https://haruharuy.exblog.jp/20388382/ そして2016年に大きな一軒家のHalf Moon Hallで上演された「insider」。 https://haruharuy.exblog.jp/25474386/ その2作をまとめたものと、新たに書き下ろされた三作目の「trust」が一挙上演された。作・演出の詩森ろばの「金融三部作」完結編らしい。 一作目・二作目ともとても面白い舞台だったので、 今回も時間を見つけて新作の三作目の「trust」を予約する。 劇場に入ると女性のお客さんが多い! 後で知ったのだがジャニーズ事務所の原喜孝さんが出演しているからなのか!? ということがわかった。 なので、前方の席は女性ファンで埋まっている。 小劇場ファンとは違う様子で、お洒落をしてこの舞台を楽しみに来られている。 こうしたある種の華やかさを体験するのも 舞台の楽しみなんだよな!と久しぶりにそんな感覚を思い出させてくれた。 コロナ禍で感染対策の下で検温・手指消毒が行われ マスク着用で直行直帰という厳戒体制が2年近く続いているので、 そんなことすら忘れてしまっていた。 1-2作目をまとめた「hedge/insider」がAプログラム。 そして私が見たのが、Bプログラムの「trust」というもの。 商社でがむしゃらに働いて部長となった石村みか。 彼女も男性中心の大手企業に良くあるイメージ戦略としての 女性管理職なのか?商社としては現時点では本流ではない フェアトレードの部署を任されるのだが、 そこで直面した世界の現実問題を見て、 自ら起業しようと立ち上がる。 会社名はフェアトレードとコーヒーのインドネシア語をそこに付け足した 「フェア・コピ」というもの。 そこに同じ商社で働く女性社員の熊坂理恵子と笹野鈴々音が参加する。 石村と旧知の仲のバイアウト会社の社長である吉田栄作。 吉田は石村に相談に乗って欲しいと言われ 彼女たちの夢を経営という立場からアドバイスをするために参加する。 それを面白がって、一緒にそのアドバイザリーに参加する 若きバイアウト会社の社員。 ここ数年、資本主義経済の限界が見えて来ているのではないか? と言われるようになった。 今では企業で経営をされている方ですらそんなことを感じ始めている。 本当の幸せとは何だろう?とみんなが模索をはじめている。 自分たちだけが儲かるだけでは本当の幸せはやってこない。 地球の資源には限りがあることに私たちはようやく気付き始めた。 そもそも経済とは金融とは、それを循環させることによって 関係者たちがみんな楽しく幸せになっていくものだったのではないか? 石村たちが新たに立ち上げたコーヒーのフェアトレードを行う会社の夢には これからの新たな金融の向かう先があるのかも知れない。 起業しようとする「フェア・コピ」の仲間の熊坂の友人(辻村優子) 彼女はすでに小さなフェアトレードのお店をやっている。 彼女の言葉が熊坂にヒントを与えてくれる。 マイクロファイナンスや小商いの思想で 世界を少しずつ変えていく方法もあるのかも知れない、と。 貨幣や金融とはある種の信用が担保されたものである。 本作の題名の「trust」はまさにその信用そのもの。 人同士の信頼がすべての人に向けて開かれるような 新たな信用経済が果たして生まれ得るのか? 私たちの知性がそれを乗り越え実現に向かっていけるのかも知れない。 若い起業家たち、特に社会起業家と言われている人たちは、 まさにそれを実現させるために走り続けている。 そんな気持ちを応援しようとする、作者の詩森さんの想いが伝わってくる。 大きな劇場での公演だから実現出来ただろう 生のグランドピアノやパーカッション・管楽器の演奏が印象的。 舞台転換が生楽器の演奏で楽しい。 上演時間2時間15分。7月19日まで。
by haruharuyama
| 2021-07-11 10:50
| 舞台
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