「Every Body feat.フランケンシュタイン」ロロ(@シアターイースト)
原案:メアリー・シェリー「フランケンシュタイン」、脚本・演出:三浦直之(ロロ)、
独特なファンタジックでシュールな世界観を描き続けているロロの三浦さんが
あのフランケンシュタインの物語に想を取って書き下ろした作品。
1980年代に上映されたビクトル・エリセ監督の「ミツバチのささやき」という
映画を思い出した。この映画に出て来る少女のアナ・トレントが
フランケンシュタインに出会うというエピソードが映画で描かれる。
本作ではハナタバを演じる森本華がアナ・トレントに重なって見えて仕方がなかった。
三浦さんはこの映画をご覧になっているのだろうか?
映画自体も独特なファンタジックなトーンで80年代のサブカル好きの若者たち(当時)の
気持ちをわしづかみにした。
そういえば、子どもの頃「怪物くん」というアニメがあり、そこにフランケンが出て来るのだが、実はそれは「フランケン」という名前は怪物を創造した博士の名前で、
正しくは「フランケンの怪物」というものらしい。
(※「怪物くん」ではオオカミ男・フランケンの怪物・ドラキュラ伯爵が登場する)
「フランケン」という名前はこの「怪物」を創造した博士の名前なのだ、
ということを私も含めて多くの人が知らなかったのではないだろうか?
怪物を創造するという行為はある種、科学者の好奇心の結果であり、
そのこと自体が人間の倫理を逸脱している。
そのようなことが私たちの人類の歴史の中では延々と繰り返されて来ている。
核の開発しかり、そしてバイオサイエンス技術を使った
クローン羊の誕生や、その果てにはクローンベイビーなどの可能性もある。
そこには唯一無二としての存在としての私たちという常識と倫理観が揺らいでくるような
現実がある。
この原案を主体として三浦が再創造したフランケンシュタイン伝説はある種のブラックファンタジーの世界をまといシンプルではないカタチで私たちに向けて表現される。
俳優たちが奇妙な振付で組み合わされていく様子が繰り返される。
まるで創造と破壊の繰り返しのように。
科学者の行っていることは、その文脈でとらえれば芸術行為とも言えるのかもしれない。
効果音と音楽が一体となった音響効果が印象に残る。音響は池田野歩。
さらには、伊賀大介の衣装、そして美術は杉山至というすごいスタッフ。
ロロという劇団の持つ独特のオシャレな感覚はそれらのスタッフのチカラと
品よく華がある俳優たちと三浦が創作する作品世界がないまぜになったからこそ
生まれ出てくるものなんだろう。
観客の方々もどことなくシャレた感じがするのもロロらしい。
上演時間 約2時間 10月17日まで。


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