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ビリージョエルというと、随分懐かしい感じがする。 彼のアルバムを熱心に聴いていたのは1970年代の後半から80年代前半にかけて、 丁度、僕の青春時代と重なる。 彼の音楽はニューヨークの香りが一杯だった。 まさにその頃の、アメリカでありニューヨークである。 そして、彼もまた政治的な発言を音楽の中に折込み、 ベトナム戦争反対のメッセージを、音楽を通じて語り続けていた。 このころのアメリカの持つ独特な雰囲気があった。 アメリカンニューシネマというジャンルの映画が作られ、 「イージーライダー」に代表される反体制的な若者の映画が量産される。 1950年代のアメリカのホームドラマのように、希望に満ちて、 明るく楽しい生活を!という幻想は、もはや崩壊していることをみんな知り始めていた。 東西冷戦の矛盾がベトナム戦争というカタチで吹き出し、 アメリカに住む多くの貧しい若者たちが徴兵されることとなる。 そんな時代にビリージョエルは音楽を作り僕たちに届けてくれた。 それは、ロックンロールではあるのだが、 都会的で、哀しく、彼の主張がいっぱい詰まっていた。 僕は、この舞台を見ている間中、 「タクシードライバー」という映画のことを思い出していた。 一緒に行ったUさんは、これは「アメリカングラフィティ」だと言う。 確かに、そうかもしれない。 アイビールックというファッションのムーブメントの中、 ロックとともに若者たちの感情がほとばしる舞台。 そういう意味では、「アメリカングラフィティ」かも知れない。 しかし、僕はマーチン・スコセッシ監督が虚無感の漂うニューヨークで タクシー運転手の主観で撮影をしつづけ、 ロバート・デ・ニーロ演じるベトナム帰還兵が、事件を起こす。 という精神の構造が、ビリージョエルの音楽に 限りなく近いのではないだろうかと感じ続けていた。 舞台はいたってシンプル。 舞台自体は二階建てになっていて、 二階部分に各パートの楽器とミュージシャンたちがいる。 いわゆるコンサートのようである。 二階部分の真ん中にグランドピアノがおいてある。 ボーカルのマシュー・フリードマンがピアノを弾き歌う。 いつも思うのだが、ブロードウエイやウエストエンドから来た舞台のスタッフの レベルは相変わらず高い。とにかく歌が上手いということが最優先されるのだろう。 日本のミュージカルで、顔が知られている有名人が出演しているのだが、 歌を歌うとどうしようもなく声が聞こえてこないという経験を何度もしているだけに、 この違いは大きい。 しかも今回の舞台は、全く台詞がない。 ビリージョエルの音楽だけが流れ、舞台の一階部分で踊るという構造になっている。 これは、ミュージカルというよりも、ライブコンサートのようである。 そこで訓練されたダンサーたちが踊り続ける。 ビリージョエルの曲が好きで、ダンスを見るのが好きならこんな面白い舞台はない。 実は、 この舞台に敢えてストーリー展開などを求めるのは野暮というものだろう。 画像がうまくアップロード出来ないので文章だけで失礼します。
by haruharuyama
| 2006-09-05 08:35
| 舞台
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