「バイオーム」梅田芸術劇場(@東京建物 Brillia HALL:豊島区立芸術文化劇場)
豊島公会堂跡地に建てられた池袋の一大文化センター。
この劇場があり、隣のビルにはシネマコンプレックスがあり、
公共の施設もありすぐそばにはアニメの聖地「アニメイト池袋本店」がある。
会社でやっている、ポッドキャストの番組を担当している吉武さんから
本公演のことを教えていただいた。
彼女は大学時代に宝塚歌劇にはまったらしい。
すごく「推し」の俳優さんが居て、その方の公演を見るために
東京から何度も宝塚大劇場にも通ったらしい。
本作はその宝塚で演出などを手がけた上田久美子さんが脚本を手掛け、
演出はNHKの「麒麟が来る」や「精霊の守り人」などのドラマを手がけた一色隆司。
主演は「いだてん」でも主演した中村勘九郎!
そして宝塚出身の麻実れいを初め演劇界ではむちゃ有名なキャストを揃えての公演。
(花總まり 古川雄大 / 野添義弘 安藤聖 / 成河)。
本作はスペクタクルリーディング「五感を刺激する朗読劇」と銘打っているので、
最初単なるドラマリーディングなのかな?と思って行ったら
まさにこれはほぼ演劇!というか新たな映像までをも駆使した
新たなライブパフォーミングアーツやないか!ということで驚いた。
左右に広い劇場、なので、舞台への距離が近い。
杉山至の手になる舞台美術は楕円形の形が象徴的!
そしてその奥の背景には無数の白い糸が天井から床にかけて吊るされ
糸の作ったスクリーンのようになっている。
これが本作で大きなチカラを発揮する。
この糸のカーテンをスクリーンとしてプロジェクションマッピングが行われる。
そこには深い植生を持った森が映し出されるのだ。
「バイオーム」とは何だろう?
「コトバンク」で調べると以下の標記が:
バイオーム
〘名〙 (biome) 熱帯雨林、夏緑樹林、ツンドラなど主として気候によって分けられた
生態系に含まれる生物の集団。生物群集を区分するもっとも大きな単位。
私たち人間は自然の一部である。そして私たちは植物やその他の動物たちと共生して生きて来た。
しかしながら私たちが生み出したテクノロジーが私たちの欲望とともに肥大化して
そのバランスが崩れつつある。森の木々たちはそれを静かに見ながら受け容れている。
彼らはそのようにしか生きられないからなのだが。
舞台は東京だろうか?やや近未来のお話か?
昔からの富裕層の方のお屋敷にある広大な森がその舞台。
使用人が何人か居て、森を管理するものもここで暮らしている。
そこの若き主人は、何故か霞が関に勤めている官僚という設定。
元貴族か武家の大名家の家柄なのか?
そこの主人の子どもである男の子ルイ(中村勘九郎)を中心にお話が展開していく。
これはある種の現代を舞台にしたファンタジー。
森の精霊たちとルイとの交流がまるで「風の谷のナウシカ」のよう。
ここで描かれているテーマはまさに「ナウシカ」と同じ。
人類とこの惑星の生態系との共生。
しかし、それが果たして可能なのか?
プロジェクションマッピングされた映像は3DCGで作られたものではないかと思う。
背景と手前の人物が同時に動くことでその移動感が加速することが強烈な印象に残った。
今後のライブエンターテインメントの新たな可能性を予見させるものだった。
そして、上田さんの描く物語世界はある種のファンタジーであり、
同時に黒く塗りこめられた何代にもわたる家族とその周辺の人たちのドロドロした物語でもある。
その一見背反するような要素をこうした形でまとめていくというのは
なかなかの腕力がないと出来ないこと。
俳優たちはその難解な物語世界の中に入り込み複層の世界を並行して演じ切る。
登場キャストが少ないだけに俳優たちには大きな負荷がかかったのでは?
終演後のカーテンコールで中村勘九郎が登場人物のルイ少年が完全に憑依していた。
勘九郎のある種の俳優としての才覚がそのような姿を見せてくれたのだろう。
これって前に見たことがあるぞ、と思い出した。
「バリーターク」という舞台で主人公を演じた草彅剛!
まさにその時と同じ衝撃がこのカーテンコールにもあった。
上演時間休憩25分入れて 3時間(前半90分、後半65分)6月12日まで。
ライブ配信もあるそうです。
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