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「最悪な大人」劇団 献身 第16回公演(@シアタートップス) 劇団献身2回目の観劇。最初に観たのは 2020年の9月三鷹市芸術文化センターでの公演だった。 当時の観劇日記は、 https://haruharuy.exblog.jp/31353562/ です! 今回は勤務先から徒歩10分のシアタートップス。 紀伊国屋書店本店のすぐ近くにあるこの劇場は過去、 様々な伝説的な公演が行われていた。 三谷幸喜さんの「東京サンシャインボーイズ」の30年間の休止に入る前の 最終公演がこの劇場で行われたが、当然チケットなどが手に入る筈もなく、 後に映像作品となったものを拝見した。 それ以外にカクスコやサラリーマン新劇と呼ばれていた鈴木聡さんの「ラッパ屋」 そして、三浦大輔のポツドールの衝撃的な公演などなど。 一時期、松竹さんがこの劇場を新たなカタチで再運営をしていたのだが、 数年前だったか運営先が「本多劇場」グループとなり こうして小劇場演劇の公演が復活した。 この劇場は小屋の大きさが小劇場としてとてもいい。 舞台と観客席が一体になる感じがある。スズナリを一回り小さくした印象。 スズナリよりも防音が施されているところが違うところか? 本作は2016年の再演らしい。そしてチラシの裏に、 劇団主宰で作・演出をされている奥村徹也さんが以下のように書いていた。 引用する。 「初演は2016年、これがコケたらもう劇団は立ち行かない、借金で首が回らない、 そんな背水の陣で臨んだ公演で『最悪な大人』は産まれました」とある。 そして結果、奇跡的に動員が増えたらしい。まさにギリギリの状態で継続が決まり、 そこから6年後の再演。キャストを一新しての公演らしい。 本作を見ていて感じたのは1980年代の前半に 第何次かわからないが小劇場演劇ブームが起き、その時に見た 演劇の感覚を思い出したこと。 ある種、笑いに対して真摯に向きあい演劇でどのようにして観客と一体化していくかを 真剣に考えているのでは? そして、その一体化した劇場が共鳴するとドッカンドッカンと笑いが起きるという体験をした ことで私が演劇を見続けることになったのは確か。 そういえばシアタートップスで見た「劇団☆新感線」のことも思い出した。 私は1981年から演劇を見続けて今年で41年目になるが、最初に演劇を見て面白い! と感じていた感覚が本作にはある。 「今っぽい」というところから対極にあるような表現なのだが 今は逆に若い人には新鮮なんだろうか?昭和的な表現スタイルを引用し、 それを今の時代の格差などの要素を入れて描き出す。 父(加瀬澤拓未)と息子(谷川大吾)の物語。 (以下ネタバレが少々ありますが、読んで見ても問題ないと思います) 父は、ある日、息子になる「赤ちゃん」を拾って育てることになる。 父親は当時「フードファイター」として「大食い」で少し有名になっていたのだが、 その後、状況の変化によって別の生き方を選択しなければならなくなる。 本作は、その21年後が主な舞台になる。 父親が経営している運送会社。ラストワンマイルの配達をする会社。 大手の宅配会社から委託を受けて宅配の荷物を配達しているという設定。 その運送会社の2階にある事務所が舞台。 そこで働くパートの事務を一手に引き受けている女性(納葉)、 妻が出産を控えている配達員(古賀友樹)お調子者の配達員(本折最強さとし)、 そしてバイトの配達員(川久保晴)。 息子もここで仕分けのアルバイトとして働いている。 そこに4月入社の新卒採用の委託元の会社の新人(中井友望)が 3か月の現場研修として派遣されてくる。という構成。 そこに様々な日々の問題が起きたり、さらには外部から 怖い人(高木健)やこの建物に住むおばさん(日高ボブ美)がやってきたりして、 様々な化学変化が起きる。 劇団の紹介文に「ノンストップナンセンスコメディ」と銘打ち、 3秒に1度放たれるギャグを武器に!(後略)と書かれている。 笑いとは「緊張と緩和」から生まれるものだ!というのは良く言われること。 落語家の桂枝雀や立川談志師匠などが語っていたのではないだろうか? 本作はそれに忠実に確実に「緊張と緩和」を繰り返していく。 「M1」の漫才は短い時間の中でそれを繰り返しながら どんどんとエスカレートさせていけば数分のネタなので何とかなるが、 こうした演劇作品ではまた違う手法を取らなければ劇場での一体化した笑いは産まれない。 文脈で笑いを作っていく笑いというのがあり、 本作でも「この人土下座したら帰っちゃうんですよ」というようなセリフがあるが、 これが受けるのはまさにこの文脈の中で 見ている人が共通認識していることを、聴いている人は知らないので その真剣さとは裏腹の奇妙なセリフに笑いが生まれるという構造がある。 1990年代あたりの三谷幸喜の芝居の構造を思い出す。 「君となら」などの作品はまさにその構造。 この文脈で笑いを伝える構造は演劇ではとても有効で、 物語に観客と俳優たちが一体化してのめり込むことで、 そのグルーブにはまると観客は俳優たちの一挙手一投足に関して過敏に反応し まさに「ドッカンドッカン」となる。 また、実は言葉だけでは伝えきれないというのにも奥村さんは自覚的なのか? 言葉で伝えても伝わらないことが、ある種の身体的な行為によって瞬間的に伝わるものがある。 本作でも、大量のうどんを食べたり、炊飯器のごはんを食べるというシーンがあるが、 そのセリフにはない中から伝えられることの大切さは 空気を同じくする劇場だからこそ出来ること。 合理的ではない、効率の悪い中から生まれ出る、 しかし、観客に本当に深くささるものがあることを信じているからこそ 出来る表現なのでは? そこに投影されるテキストがこれらの文脈を通して 初めて沁みて来る。という独特の構造が上手く機能した。 このあたりこの人は何を書いているだろう?と思うと思います! そんな、あなたはぜひ本作を見て見てください! 上演時間1時間50分。7月18日まで。 ![]() ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2022-07-15 09:30
| 舞台
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