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「夜明けの寄り鯨」(@新国立劇場 小劇場) 作:横山拓也、演出:大澤遊。初日観劇。 新国立劇場演劇2022/2023シーズン「未来につなぐもの」第2弾。 横山さんの作品にはいつも「贖罪」が テーマにあるように思うのだが、いかがでしょうか? 人間は生きていると必ず罪を犯してしまう。 英語ではその「罪」のことを「SIN」という単語で表すらしい。 犯罪の「罪」は良く知られている単語「CRIME」。 多分、この「SIN」という言葉、立川談志師匠なら「人間の業」という言葉に言い直されるんだろう。 人間は生きているといろんなものと関係しながら生きて行かなければならない。 聖なる時もあるし、また同時に邪悪になるときもある。 どちらか一方しかない人間なんているんだろうか? また生きるということは生活し食べて行かなければならないということでもある。 必然的に私たちは「命」を頂くことになり 周辺にあるもので火を起したりしてエネルギーを使用している。 今では、その行為が行きつくところまで行って、地球温暖化や食料・エネルギー不足の問題が起きている。 しかし、横山さんはそうした根源的な問題を個人の極小の視点から描き出していく。 本作の舞台となるのは和歌山県にある港町。 海洋ゴミが漂着するという場所。時々、鯨やイルカが迷い込んで彼らもこの湾に漂着してくる。 ここでは古来、捕鯨が日常的に行われており、地元の人たちはその栄養を みんなで分けて食べている。 そして彼らは鯨の髭に至るまでを余すところなく活用した。 それが「命」をいただくものの礼儀であると知っている。 一方「白鯨」などで知られる西洋の過去の捕鯨では、獲った鯨の油だけを確保していたと聞く。 「鯨油」というものでランプなどに使われていたらしい。 何年か前に「The Cove」というドキュメンタリー映画を見たことがある。 まさに和歌山の港町で捕鯨に反対する集団が海外からやって来て エキセントリックな行為を行うというものだった。 捕鯨反対派には彼らの「正義」があってそうした活動を行っているのだろう。 しかし「正義」とは何か? 「正義」の詔(みことのり)の下では何をやっても許されるのか? それこそ、思考停止状態になってはいないだろうか? 本作は、25年前のこの港町で起きたことと25年後にこの町に再訪してきたという 二つの時間軸が並行して描かれる。 劇場に入るとその美術の素晴らしさに驚く。 床にはまるで伊藤若冲が描いたのではないか?というような日本画が床一面に描かれている。 波の間に鯨が数頭顔を出しているというもの。 天井から何十枚ものアクリルミラーが斜めに吊り下げられている。 観客席からはそのアクリルミラーに床に描かれている日本画が反転して映し出される。 まさに「善悪」や「裏表」のような。 この海岸に小島聖(役名:三桑真知子)が手に25年前の旅行の時に持って来ていた手描きの「旅のしおり」を持ってやって来た。 「旅のしおり」はヤマモトヒロシが描いたものだった。 彼女は25年前に大学のゼミ(?)の仲間たちとこの町にやってきた。 この町で民宿を営んでいる同級生の森川由樹(役名:和泉景子)がいたからというだけの理由だったのだが。 彼女の両親(楠見薫・荒谷清水)は学生たちを迎え入れる。 そこでこの町の「捕鯨」に関することで学生同士が揉めていくのだが、 ここはとてもこの舞台の見どころ。 人間の裏表の変化が見えて来る。それを演じたのが岡崎さつき(役名:新美沙里)。 「正義」がそこにはあったのか? そこから同級生たちの関係が大きく変化していく。 同級生の男子である、阿岐之将一(役名:那須川永嗣)と小久保寿人(役名:ヤマモトヒロシ)にも その波紋が広がっていく。外は大嵐となる。大きな事件は舞台の外で起きていく。 観客たちは想像力を張りめぐらして、その舞台の行方を見守る。 関西出身の私はこの町出身の森川由樹やその両親の関西弁に癒されながら舞台の行方を見守った。 そして、小島聖はその時に起きたことに25年ぶりにもう一度向き合おうと思ってここに来たのだろうか? 構成がかっちりと出来ているので 時間軸が25年前と現在が交差しているのだというお約束事さへ 理解するととてもわかりやすい。 笑いもありながら人間の「深淵をグサリ」とえぐりながら描いていくという 横山拓也の真骨頂が本作でも描かれている。 その「深淵をグサリ」があることで私たちはある種の「浄化効果」を感じるのでは? それは、小島聖がこの町に25年ぶりに来てあの時のことに向きあうという行為と同意なのかも知れない。 小島と現在の海岸でバッタリと出会う若者の池岡亮介(役名:相野由嶺)の ピュアなキャラクターとの対比もいい。 上演時間95分。12月18日まで。 ![]() ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2022-12-02 09:50
| 舞台
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