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「しびれ雲」KERA・MAP#010(@本多劇場) 作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ。KERA・MAP久しぶりの観劇。 前回のKERA・MAP「キネマと恋人」が2019年6月だったので、3年ぶりとなる。 前回の公演の様子は https://haruharuy.exblog.jp/30639157/ そして、「本多劇場40周年!おめでとうございます!」。 40周年ということは1982年に本多劇場が出来たということになる。 私が演劇を見始めたのが大学1年になる1981年。 当時は大阪に住んでいたので関西の劇団を中心に見ていた。 そして、1985年に上京したので、私も38年間「本多劇場」に通い続けていることになる。 下北沢は「本多劇場グループ」がなければこんなにしょっちゅう通うこともなかったのかも知れない。 今でも変わらない店もあるのが下北沢のええところ。 「眠亭」や「一龍」ちょっと高級な「和楽互尊」などなど。 この日は上演時間が3時間半と聞いていたので「一龍」で中華そばを食べてからの観劇。 KERAさんの舞台を見始めて27年が経つ。 そして来年の1月3日KERAさんも還暦を迎えられる。私と同い年ということになる。 同世代でこうして走り続ける作家を同時代的に見られることに感謝。 本作のチラシ(毎回KERAさんの舞台のチラシは凝っています)の中面に書かれていた文章を少し引用する 「きっと私の書斎の机には小津安二郎や岸田國士やアキ・カウリスマキの諸作が積み上げられることだろう。 (中略)かつて小津は「僕は豆腐屋だ。せいぜいガンモドキしか作れぬ。トンカツやビフテキは その専門の人々に任せる」と言ったが、なんでも屋の私は今回、豆腐を作ってみる。」と。 本作を見てこの文章を読むと妙に納得できた。 小津安二郎が亡くなったのはちょうどご本人の60歳の誕生日となる12月12日のことだった。 還暦を前にしたKERAさんもいろいろなことを感じる年齢になっているのではないか? それは私も同じことで、残り時間が少ないし、いつ死ぬかわからないなという思いで生きている。 その時にKERAさんが中面で書かれていた 「小さな、喜び、悲しみ、驚き、嫉妬、幸せ、不幸、ぼんやりした時間を書きたい。」 という感覚にとても共感する。 その生活の中に人々の生き様が見えて来て、 それがある種のドラマを生んでいくのです!と。 小津安二郎はそんなことを思って映画を作り続けていたのだろうか? 第二次大戦に従軍した小津の中にある反戦という気持ちを、小津は こうしたささやかな人々の暮らしを描くことによって対比的に描き出そうとしたのではないか? 本作は「キネマと恋人」でも舞台になった「梟島」(ふくろうじま)。 井上芳雄がこの島に流れ着いて来る。 井上は記憶を失っており島の人たちは彼を受け入れ仕事を与えともに暮らすようになる。 緒川たまきが原節子を髣髴とさせる。 夫を亡くしてしまったのだが、夫の家で嫁を務めている。 かいがいしく働きとても優しい。 この優しさはいったいどこから来るのだろうか? KERA作品あるいはナイロン100℃の作品の持っていた「ブラック」なものがここでは一切排除されている。 小津安二郎の最終作となった「お茶漬けの味」にも似た ある種の「諦観」がすべての人たちを「包摂」するという感覚につながっているのでは? と考えるのは私だけだろうか? この島に暮らすすべての人に向けての愛が満ち溢れている。 井上芳雄という外部から来た人を無条件で受け容れ共存していく。 「分断」という言葉の対極にあるような世界。 本作の設定は昭和10年頃らしい!日本が戦争に突き進む前のある種幸福な時代。 BARで三宅弘城や松尾諭が飲んだり、 それにBARのマスターである尾方宜久を加えた3名でゴルフに行くシーンなど、 まさに小津映画を髣髴とさせるシーン。 小津作品もコミカルやシュールな世界を描いていた戦前の作品から 戦後になって「彼岸花」(1958年)あたりの作品から こうした庶民の生活を丁寧に描くというスタイルに変わっていった。 KERA作品の変化と同様の変化をここに見てしまう。 三谷幸喜さんなども年齢の変化に伴い書くものが変化すると書かれていたが、 その年齢で大切に思うものが変わっていくのかもしれない。 しみじみと彼ら島民の誤解や笑い、宴会を、同じ時間を共有して楽しむことが とても愛おしく感じたというのも私が還暦を迎えた年になったからでしょうか? 小津安二郎とKERAさん。 どちらも私が敬愛する作家であり、KERAさんの小津さんに対する敬愛も同時に感じる作品だった。 上演時間(休憩15分入れて)3時間30分! 12月4日まで。その後 兵庫 北九州 新潟公演がある。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2022-12-02 11:15
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