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「蛍」第27班(@三鷹市芸術文化センター 星のホール)
作・演出:深谷晃成。2019年3月に上演された作品の再演らしい。 コロナ禍になる前の瞬間的なタイミングでの公演だったのでは? 第27班初観劇! 作・演出の深谷さんが尚美学園大学在学中にこの劇団を立ち上げたらしい。 見終わって、深谷さんの物語の構成力や筆力に驚いた。 過去から現在へ。主に描かれるのは将棋の棋士の世界。 以下、ネタバレありますが、これを読んでから見てもたぶん 鑑賞に大きく影響することはないかと思い記します。 過去の話。ある地方都市。幼児虐待を受けている少年(小関えりか)とその姉(成瀬志帆)。 姉は父親殺しで刑務所に入っており出所したばかり。 母親(石井舞)は常に、飲んだくれており、少年を言葉や暴力で虐待し続ける。 少年は母親に虐待されることを自分のせいだと思うようになる。 (いつも思うのだが、虐待やハラスメントでこのように自分が原因であると考えるようになるのが、 本当に身に沁みます。私が業界新人時代(1980年代)のハラスメントを受け続けた体験が まさにそうでした。それが続くと、自分に能力がないと思うようになっていくのを経験しました。 そこから完全に立ち直るのに、私の場合は、約12年ほどかかりました。) 心配した姉は、弟に東京の親戚(?)だったかの所に一人で行って暮らせ!と言う。 それを告げた時に、弟が姉さんと一緒に暮らしたいというシーンがとても印象的で心に沁みた。 その場所は「蛍」が乱舞する場所だった。 過去の話。並行して東京の大学でのお話が描かれる。 奨励会とプロ棋士とそして大学の部室。大学のクラブは何故か将棋部ではなく演劇部。 活動をほとんどしていないこの演劇部にむっちゃ将棋の強い学生(佐藤新太)が居た。 彼はこの部室に来て日がな一日将棋ばかりしている。 そこに奨励会に所属している女性棋士(高橋茉琴)がやってくる。 将棋の研究ということで二人はいつもここで将棋を指し続けている。 大抵は学生が勝つ。そしてあるきっかけでこの自分に自信がなかった学生は 奨励会に入りプロ棋士を目指すことになる。 以下、 そこから何年か経って現在のシーン。 (ここの解釈が合っているかどうか不安なのですが、もし間違っていたらご指摘ください。) 一つは、若き天才棋士と呼ばれる男(松田将希)彼は、私の解釈が合っていれば虐待を受けていた弟。 もう一つ並行して描かれるのは、プロとして先生とも呼ばれる棋士となった男(高橋龍児)。 彼はあの部室で将棋を指し続けていた自身のない男ではないか? 彼は結婚しているのだが妻(松本みゆき)とうまくコミュニケーションが出来ていない。 そして、その先生を尊敬して慕う女性の棋士(?)(小野里茉莉)が登場する。 若き天才棋士のことを取材する女性記者(鈴木あかり)。 彼女は女性のパートナー(もりみさき)と一緒に住んでいる。 パートナーは自らバイセクシュアルを標榜している。 女性記者はこの若き棋士のことを取材しているとその興味がさらに 彼のプライベートな奥底にまで興味が沸き深くお話を聞くようになっていく。 プロ棋士になった人たちは日々対局を重ねていくのが仕事。 毎日「戦っている」ということになる。 その「戦い」とはどういうものなのだろうか?と 作・演出の深谷晃成が考え続けたことがこの物語に現れているのか? 時間軸が二つ「過去と現在」そして棋士が二人。 その「二人の過去と現在」が並行して描かれる。 舞台ではその説明は一切ないのだが、 そのピースが見ているうちにはまっていく。その構成力がすごい! これを書いていて思ったんのだが、 この棋士たちのココロの隙間を埋めるために「将棋」を指し続けているのだろうか? 何らかの「不在」がそこにある。 それは羽海野チカの傑作の将棋マンガ「三月のライオン」を読んでも同様の印象を受ける。 実は「戦う」というのは自らと戦い続けているのではないか? その自己に打ち勝つということを日々の鍛錬によって培っているのではないか? これって芸術家が創作し続けていくという行為と似てないだろうか? 創作をし続けることで何とか生きていける。 棋士は将棋を指し続けることで生きていける。 今度、行われる藤井聡太と羽生善治の対局が楽しみになって来た。 自己の叫びと日々戦いながら最後には あの美しい「蛍」が見られるような場所に到達できるのだろうか? この複雑な構成の物語を良くここまで仕上げたものだと思いました! 31歳でこの筆力。 韓国の超優秀な制作会社「スタジオドラゴン」や 「ネットフリックス」が彼を見逃すはずはないのでは?と思いましたが、いかがでしょうか? 映像化されても十分世界に通用するのではないでしょうか? ラストシーンが必要だったかどうか?は意見が分かれるかも。 上演時間2時間15分。(休憩なし)12月11日まで。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2022-12-05 09:52
| 舞台
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