小田尚稔の演劇「よく生きろ!」”Live well!” 小田尚稔の演劇(@こまばアゴラ劇場)
脚本・演出:小田尚稔。
出演 加賀田玲 ,こばやしかのん, 小林駿, 坂本彩音, 的場裕美 ,宮﨑輝, 渡邊まな実。
アゴラの階段を上がって劇場に入ると、いきなり舞台だった。
観客席は通常の舞台側に設置されており私たちは案内の方に薦められるまま
舞台の真ん中のじゅうたんの上を歩いて観客席に向かう。
音響や映像操作のブースが上手観客席側にある。
舞台の上方にモニターが設置され、そこに美しい自然の映像が投影される。
「よく生きる」とは最近良く言われている言葉。
ウェルビーイング経営などと言う言葉もあり、
そのような経営をしている会社に投資をするという動きも始まっている。
小田さんはこの演劇でその「よく生きる」ということはどういうことなのだろう?
という考察から俳優たちの発する言葉を創作したのだろうか?
今どきの若者たちが等身大の言葉を発する。
そして、この題名は、実は、むっちゃ、逆説的に使われているのではないだろうか?
今の若者たちは「よく生きる」ということが難しくなってきているという現実が描かれる。
格差が広がり、お金もなく、未来の展望が見えない中
虚勢をはったり、あるいはまったく逆に脱力して生きていかねばならない若者たち。
彼らのその叫びが表層的に空虚に響いてくる。
時々モニターから流される、多摩川の河川敷のような風景に心現れる。
逆光を生かした何気ない河川敷の風景がある種のユートピアにも見えてくる。
しかしながら、実際に河川敷に行った人なら感じているだろうが、
そこには段ボールなどで住居を作って暮らしているホームレスの方がたくさん住んでいるという現実がある。
本作でもヤングホームレスと呼ばれる若者が登場する。
俳優たちの個性に合わせてセリフが出て来たのか?
それともその俳優一人一人の本当の心の声なのか?
出演者のキャラクターがみんな魅力的。
キャスティングがいい!
本作は「よく生きる」ということを考えた若者たちの言葉の断片をつなぎ合わせて
それがそのまま演劇作品となっている。
なので、物語という物語はなくテーマに求心していくのとは逆に
テーマが拡散していくように感じられる。
なので、その「拡散」を魅力的であるとか共感するということがあるかないかで
本作の感想は大きく変わってくるのではないだろうか?
そして、あの自転車の運転はすごい!見てのお楽しみです!
上演時間95分。12月18日まで。



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