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「窓 MADO」2022年日本(@池袋HUMAX CINEMA) 脚本・監督:麻王。麻王監督は、見た目は現代美術家の村上隆みたいな風貌。 そして、むっちゃいい奴である。一度お仕事を一緒にした。 無理難題を言うと、まずは大声で笑って受け止める。 また、自分のスタッフをむっちゃ大切にしている様子がとてもよく伝わって来た。 プロデューサーは元同僚の藤村政樹さん! 驚いたのは編集にも藤村さんの名前がクレジットされていたこと。 そして、美術の内藤愛さんは映像テクノアカデミアに通っていた卒業生でもある。 内藤さんは、武蔵野美術大学で舞台美術を学ばれ、 最近自分で美術のデザイナー事務所VOLTAを創設された。 そんな人たちが集まって作った映画。行かない理由がない! 実はこの映画クラウドファンディングで資金の一部が集められたのだが、 その告知の文章の中で麻王監督がこう書いていた。(以下) この映画は、私の実家で実際に起きた裁判、 「横浜・副流煙裁判」をもとに脚本を起こし、 「"化学物質過敏症" が引き起こす問題」をテーマに制作をしています。(以上) (引用元:https://camp-fire.jp/projects/view/593402) と。映画のクレジットにもあったがこれは実際に起きたことをベースに創作されているらしい。 (以下、少しネタバレあります) ある団地の家で「たばこの副流煙」で娘がせき込んで日常生活が送れないと 西村まさ彦が演じる父親が隣接した部屋に住むミュージシャンの夫を持つ夫婦を提訴する。 西村と妻は娘が苦しむのを毎日のように見ていて心配する。 そして西村はそのミュージシャンの夫婦に意を決して会いに行く。 ミュージシャン夫婦は夫は防音室で1日1-2本タバコを吸うだけ。 また、妻のMEGUMIは「私はタバコを吸いません」と言って、 お互いの見解が食い違い平行線が続く。 ミュージシャンの夫はその後禁煙をする。 自分が原因で西村の娘を苦しめているのではないと証明するために…。 その後、裁判の提訴が行われた。 このような物語。 目に見えない粒子と戦う様子が現在のコロナ禍にも重なって見えてくる。 2016年から編年体で物語は進んでいく。 西村の家族は娘のことを思って、何とかしたいということで裁判を決意する。 その娘さんは何らかの化学物質過敏症であり、その原因がよくわかっていない。 麻王監督はそれらの事実や現実を念入りに調べた。 そして裁判資料として公開された「A家A夫の記した4年に渡る日記」をベースに 本作の物語が組み立てられたらしい。 なので映画は基本、A家とB家の対立の構図となって描かれる。 のだが、その本質はまったく違うことがわかる。 この映画を見て一番感動したのは、実際にミュージシャン家族の息子だった麻王監督が 提訴した家族はどのように感じながら暮らしていたのだろう?ということを 裁判資料を基に創作していったこと。 そこには分断ではなく包摂がある。 意見が食い違う人にまっすぐに向きあい考えること。 簡単に答えが出ない問題でもあるのだが、その複雑な状況を受け入れ ともに生きていくことを模索していること。 これこそが本当の意味での知性であり、その知性を作り出すのは この映画のようなアート作品ではないのだろうか? 麻王監督は「A」vs「B」という対立の構図の問題を二元論で片づけない。 そこには、その状態で我慢する忍耐や長く考える時間が必要。 でも、それを地道に行うことで「お互いが分かりあえること、共生できること。」が 見つけられるのではないだろうか?そんな希望がこの映画から見えてくる。 映画の中で西村さんの家族の居る実際の現場や家族の状況に真正面から向き合わず、 診断書を書いた医師が登場する。 同時に提訴のお手伝いをした弁護士は西村さんの家族にどう向き合ったのだろうか? 見て見ぬふりをしている人たちがそこにはいたのではないだろうか? そんなことを考えさせてくれる映画。 分断の中からは何も生まれないからということを信じて この映画を創作した麻王監督の勇気を思った。 トランプ前米国大統領にこの映画を見て欲しい。 彼はこの映画を見てなんと言うだろう? またこの映画は藤村さんの会社towaieが製作を担当している。 麻王監督や美術の内藤愛、音楽の板倉文さん初め、 多くの関係者が大きな資本の会社ではなく個人でこれにかかわっている。 大手資本では出来ないことを、強い「個」が集まってこうした形にすることが 出来る時代なんだなと実感した。 そして大きな会社に守られながらそのぬるま湯の中で生きていくのなら、 彼らのように「個」を発揮して生きていく方がかっこいいと思う若者が 増えて来ているのではないだろうか? その気持ちを大人は「わかってあげたい」。 「大人はわかってくれない」などと言っている場合じゃない! その共生の中から新たなこうしたアート作品が生まれてくるのではないでしょうか? 窓MADOにちなんだ1×1のアスペクト比の画面構成が新鮮だった。 池袋HUMAXでの単館上映中。 公式WEBサイトは以下、https://mado-movie.jp/ 写真はHPから引用させていただきました。 ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2022-12-18 09:30
| 映画
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