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「燦燦SUN讃讃讃讃(333-3333)」かまどキッチン#03(@こまばアゴラ劇場) 今年、初めての「カンゲキ」です! 本公演、実は、1月7日だった予定がの公演開始が11日に延期になり、 さらに11日の公演直前になって、白いTシャツ役の松﨑義邦(東京デスロック)さんが、 やはり出演できないこととなり急遽、作・演出の児玉健吾が出演することとなった。 という奇跡的な初日を観劇。 実は、この日たまたま免許の5年ぶりの更新に行っていて、免許証用の写真を撮るので、 これまた久しぶりに白いシャツ(Yシャツ)を着て行った。 更新後、免許センターから戻って、夕方に、こまばアゴラ劇場に行くのに Yシャツの上にローゲージのニットカーディガンを着て本公演を観に行った。 なぜこんなことを書いているかと言うと、これが本編に関係のあることなのだが 本作は衣装や布(?)をモチーフにした作品だった。 洋服が擬人化されている。 海外のTVCMなどではこうした表現が良くある。 口腔内を擬人化したペリエのCMや トヨタのクルマのCMでは車のパーツが擬人化されていたり、 また歯磨きか何かのオーラルケアの商品のCMでは 歯が擬人化されていたりするものもあった。 また、同じく海外CMで擬人化をTシャツとかに印刷されて 私はここに書かれている役です!と言って語るという形式のCMもあった。 アップルのCMで「マックです」「ウインドウズです!」みたいな比較広告など。 TVCMに擬人化したものが多いのは宣伝するための商品があるからなのだが、 商品だけではその魅力が伝わり切らないと感じると 擬人化して人の持つユーモアや温かみを商品の魅力として置き換えて表現することで 見ている人たちの気持ちに訴えかけようとしているのだろう。 実は日本でもモノに関してある種の魂みたいなものを感じるというのはある。 海外の擬人化CMが論理的ということならば、 国内のモノに対する愛着というのは日本が古来から持つ八百万の神が宿るというような 精神性にあるのではないだろうか? それは論理というよりも感覚的とか、言い方が微妙だが呪術的(?) みたいな感覚ではないか? なので、古来の私たちはモノをとても大切にしていた。 江戸時代の庶民の着物が残されていないのは、着物を着古すと、 その着物を別の要素に使い最後は雑巾となって使い切っていたから現存していないんですよ! というのを聴いたことがある。 逆に正絹の着物などは何代にもわたって着られている。 以上、長いマクラでしたが 本作はある人の家のたぶん箪笥か何かに保存されている洋服たちの話。 何を着て来たかという歴史はみんなそれぞれ持っているのではないか? 小学校の時に親に着せられたツートンカラーのベルボトムのパンツが 嫌で嫌で仕方がなかった、中学や高校で着ていた ダサい服の時代を思い出す。 中学・高校と私は詰襟の制服だった。 本作でもそうした着たものの記憶と変遷が綴られる。 特に説明もなく淡々とその変遷が目の前で起きる。 そしてその本作の中にたまたま ワイシャツとローゲージニットカーディガンが登場して驚いた! 本公演でもっとも魅力的だったのは舞台全体に対してのアートディレクション。 洒落たタイポグラフィやピクトグラムが使用され、それがどれも洒落ていて、 最近流行のオシャレなコインランドリーとか ミニマルなスタイルのブティックなどを髣髴とさせる。 チラシの印象とぜんぜん違ったのが惜しい! そして、俳優たちが着ている無彩色のビニールのコートがまた洒落た感じを増幅させる。 また、演出的なアイデアとして首からフリップみたいなものを下げていて それをめくると新たな文字が書かれているという演出がある。 これって一公演で何枚のフリップが使われているのだろう? その様子を見るだけでもこの舞台を見る価値があるのではないか? 惜しいのは物語が断片化されていてそのつながりがわかりにくいこと。 そしてエンディングのLEDライトのスライダックを使った光のフェードアウトは タングステンの照明と比べて諧調が荒く、惜しいなあと感じたのでした。 あのライトをタングステンのものに変更するだけで エンディングの印象がかなりかわるのではと思いました。 私見ですが。 アフタートークの範疇遊泳の山本卓卓さんとのお話が面白かった。 音響も印象的。ある種の現代パフォーミングアーツのようでもある。 上演時間90分。1月15日まで。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2023-01-12 09:38
| 舞台
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