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「はやくぜんぶおわってしまえ」果てとチーク・スーパーカジュアル公演(@アトリエ春風舎) 初日観劇。 作・演出:升味加耀。 出演:井澤佳奈、川村瑞樹、Q本かよ、中島有紀乃、名古屋愛、升味加耀。 以下「果てとチーク」のHPより引用。 あらすじ 「生徒の性自認が揺らぐ」「外見で順位をつけてはいけない」 私立清正(せいせい)女子ミス・ミスターコンは、夏休み前日、 突然その中止を余儀なくされた。 結果発表直前の指示に、未だ納得できない実行委員、 そして特に関係ない友人たちの放課後は、 騒がしくも淡々と過ぎていく。
2012年の私たちと、透明で静かな地獄のお話。
そして、チラシやHPには以下のような注意書きが書かれています。 ▼作品について 女性及びノンバイナリーへの性加害に関する言及、また性的マイノリティに対する差別表現が含まれます。
という事前の告知を読んでからの観劇。 ある女子高校の共同部室?みたいな場所での1幕劇。2012年の設定。 調べると作・演出の升味加耀さんは1994年生まれなので、 升味さんが18歳の高校生の時期と重なるのではないか? そして、これは創作なのか?過去にこうしたことがあったのか? 当然なのだがそんなことは何も明らかにされないまま。 ただ女子高生たちと若い先生(Q本かよ)たちの会話で構成されている。 放課後にこの空間に集まってくる生徒たち。何気ない会話が積み重ねられる。 その会話がものすごくリアルで、俳優たちもそれに応えている。 現在、TV放送中のでバカリズムが脚本を書いている「ブラッシュアップライフ」というドラマがある。 安藤さくらや夏帆たちが喋っているセリフがすごくリアルでしかも面白い! 特に大切なことを言うのではないのだが 文脈を通じてあるテーマみたいなものが浮かび上がってくる。 そのセリフの創作の構造が本作もとても似ていて、すごく印象に残る。 若手の俳優たちの生の言葉が活き活きと舞台上に拡がっていく。 女子校のイベントで「女子ミス・ミスターコンテスト」が行われ、 実際に投票が終わったあと、明日から夏休みという ちょっと浮かれかけているタイミングで発表が中止となる。 この数年、性自認やジェンダー、LGBTQ そして、ルッキズム(見た目についてのこと)などがメディアなどでもよく取り上げられるようになった。 タイではジェンダーの諧調が60種類くらいあるらしい。 それくらい私たちはそれぞれが多様でありそれを簡単に 区別が出来ないんだということをわかり始めている。 2012年はどうだったのか? みたいなことを思い出す。 そして、多様な性質を持った人たちと一緒に私たちはどのように過ごしていけばいいのか? を考えさせられた。答えなんかない。 時代や国家やコミュニティによっても変わってくるだろう。 ただ、ここで思うのはいろんな価値を持つ人たちとどういう風にして 共同生活を送っていくか?ということ。 特に先生と生徒の関係について深く考えさせられた。 生徒に寄り添うということはどういうことか? もしかしたら、ただそこに一緒にいるだけでもいいのかも知れない。 時間を共有することによって生まれてくることもある。 頭で考えずに、感じたままのことを受け取り共有する。 オードリー・タン(台湾のデジタル担当大臣)が「包摂(インクルージョン)」という 言葉を使われたのが今も記憶に残っている。 では、私たちはどのようにして「包摂(インクルージョン)」していくのか? ということなのか? 本作品では、私たちすべての人に対して「????」が投げかけられる。 人と人がつながっている「ライン(線)」を断絶させないようにするには どうすればいいのか? ある種の「強さ」が静かな「怒り」とともに伝わってくる。 受け取る観客の感度が問われてくる公演なのかもしれない。 東葛スポーツの公演でしか見たことがなかった名古屋愛の芝居を観ることが出来た。 東葛スポーツは俳優がみんなサングラスをしているのでわからなかった 名古屋愛の素顔を確認することも出来ました!(笑) 上演時間60分。1月22日まで。 ![]() ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2023-01-20 09:28
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