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「ヘレンとgesuidou」お寿司(@こまばアゴラ劇場) 作・演出・衣装:南野詩恵(お寿司)、共同研究:瀧口翔。 キャスト:(ヘレン)カトリ4(映像出演)/斉藤綾子/関珠希/筒井茄奈子/野久保弥恵/Yumi (gesuidou)内田賀須茂/大石英史/福岡まな実 。 二作品の同時上演。 真っ黒な何もない空間。「ヘレン」から上演が行われる。 折り込みに共同研究の瀧口さんが書かれていたが「ヘレンケラー」というところから 創作された作品らしい。見えないものについての作品とある。 ダンスが中心としたパフォーミングアーツとでもいうのだろうか? 荒削りの原石をそのままドーンと舞台上に放ったらこうなったみたいな印象。 とても言葉で伝えることが難しいのだが、ある種の奇妙な世界観と その世界が形作る異種のもの、異形のものという印象が残る。 「これはいったい・・・?」 というような。これはこれでいい! M1グランプリでリズム芸を見せてくれた「ヨネダ2000」のことを 観劇しながらずーっと思い出していた。 彼女たちの創作する独特の間合いとリズムだけで構成されている まるでオノマトペの循環構造とでも言うようなパフォーマンス。 M1の審査員の中でも「しゃべくり漫才」が漫才やと思ってはる方には、 ほんま 「なんのこっちゃで!?知らんけど」 とか言われるような作風とでも言えばいいのでしょうか? 演劇をたくさんご覧になられている方はどのように感じられるのだろうか? というある種のインパクトを残してくれる作品。 そして、どこか独特なユーモア感覚があって笑える。 関西弁も含めて関西ならではのゆるーい笑いがとても気持ちいい。 同時に女性性みたいなことも意識されて描かれており お寿司と同じく関西で活動している市原佐都子さんの「Q」の テイストにも似た感覚がある。 トイレ休憩が入ってその後、「gesuidou」。 多分下水道の処理場かそれ以前の下水貯蔵の場所で下水を分離している 作業員とその助手?がメインのお話し。 ギレルモ・デル・トロの映画「シェイプ・オブ・ウォーター」を髣髴とさせる。 そこになぜだかわからないが、素敵にデザインされたヘルメット(突っ込みどころ満載なのでぜひ、現場で)と 髪型を持った科学特捜隊のメンバーのような男性が見学にやってくるというもの。 ちなみに南野詩恵さんは衣装も手掛けておられ、その造形が素晴らしいです。 昔、いしいひさいちの漫画の傑作で「地底人と最低人」というのがあった。 地底人は地上にいる人類に戦いを挑むぞ!と気勢を上げるのだが、 地底人のさらに下に最低人が住んでいるというものだった。 しかし、最低人は誰からも認知されていないという 情けない感じが高校時代に読んで40年以上記憶に残っている。 そんな印象の舞台。どんなんやねん! これも、「ヘレン」と同様「見えないもの」を描いたもの。 こちらはダンスパフォーマンスではなく会話劇。 しかし、その会話が抽象的かつ観念的なので、 「この人は何を言うてはるんやろ?」 と思うかもしれない。しかし、半魚人のような男性から発せられる関西弁の声の調子が良く、 ダウンタウンの松本さんを思い出す。 まっちゃんにむっちゃ似てるなあと思いながら助手との会話を楽しんでいた。 助手の様子がまたいい。 おどおどとした突っ込みどころ満載のボケ加減が愛おしさとともに静かな笑いを引き出してくれる。 南野詩恵さん曰く、この二作品は「ヘレン」がトイレに行くまでの作品、 そして「gesuidou」がトイレの後を描いた作品であると。 「どこがやねん!」 と大ボケをかましてくれる南野さんすごい! 「ヘレン」の給食のシーンもいい! こうした、ある意味、荒削りで何でもありの作品が最近少なくなっているように思う。 80年代の、特に、学生演劇などはそうだった。 そこから「新感線」なども生まれているのは歴史が証明している。 関西にはその土壌がまだ残っているのか? もっとも非効率的だがもっとも自由な表現が出来る演劇と言う 芸術の新たなステージを「お寿司」は目指しているように思うのだがいかがだろうか? そういえば明日は節分で「お寿司」(太巻き)を食べなあかん日やった。 上演時間、休憩入れて2時間45分くらい?2月5日まで。 ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2023-02-02 09:31
| 舞台
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