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オリガト・プラスティコはKERAと広岡由利子のユニット。 今回、三回目の公演。 前回の「西へ行く女」(岩松了作)と同じ本多劇場。ものすごい豪華キャストである。 原作はウッディ・アレン。彼の1981年の戯曲らしい。 この頃のウッディ・アレンはちょうど、ダイアン・キートンとつきあっており、 彼女が主演の「アニーホール」や「マンハッタン」の映画を作っていた頃。 また、「カメレオン・マン」や「インテリア」などのモチーフも戯曲の中に生かされている。 一見して、作られた時代は違うが、マーティン・マクドナーにも似た感じがした。 哀切のある物語。 ウッディ・アレンの最新作映画「マッチ・ポイント」が素晴らしかっただけに、 今回の25年近く前の戯曲と思わず比較してしまった。 ウッディ・アレンのテーマは重く切ない。 今回も家族の絆。夫が若い娘に走る。若い娘が、夫を弄ぶ。 またNYの芸能業界の厳しさについて語られる。 彼の中の、個のテーマとなっているものがてんこ盛りの状態となっている。 そのベースとなる世界観をKERAは十分に理解しながら、 自分の出来る範囲で自分のカラーを出すような演出をしている。 ある種、KERAファンにとっては、いつもの彼の演出じゃあない! と思うかも知れない。 しかし、前回の「西へゆく女」を見た人ならそうは、思わないだろう。 KERAは、状況に応じて、最善の方向を示そうとしている。 「西へゆく女」の時にはそうでなかったことが、 今回は成功したのではないかと個人的には思っている。 とってもウェルメイドな舞台に仕上がっている。 決して、ドラマチックなことなどおきないのだが、 その中に秘められた、人間の哀切を淡々と描きながらも、 印象的なものにできる演出家が今、いったい何人いるだろうか? 素晴らしいキャストに恵まれたこともあるだろうが、 そのキャストと原作の中で、この現代に於いて もっとも適切な方向を示し出せるKERAの才能は並大抵じゃあない。 先々月の作品「噂の男」も傑作だったが、 この仕事量でこのクオリティを維持できるのって一体???? 「下北サンデーズ」で「演劇の神様」と呼ばれ、 まさしくこの下北沢で、本多劇場で、 これだけの舞台を作れる人と同じ時間を過ごすことの出来る こと自体がまさしく至福である。
by haruharuyama
| 2006-10-14 11:05
| 舞台
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Comments(3)
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残念ですね、この公演にあわせて帰国を目論見てたのですが、あいにくこちらの連休時と重なりエアが押さえられず夢のまた夢となってしまいました。個人的にこのプロデュース公演には思い入れがあるだけに、ほんっとに見れなくて残念。。。
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そうですよねええ。では、年末のナイスエイジ再演には是非、帰国を!そしてお会いできる事を。
Nice site. Thanks.
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