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「ギャンブラー」地点CHITEN(@京都府立文化芸術会館) 原作:フィヨードル・ドストエフスキー、翻訳:亀山郁夫、演出:三浦基、音楽:空間現代、出演:安部聡子、石田大、窪田史恵、小林洋平、相生翠、秋元隆秀、岸本昌也、舞台美術:杉山至、衣装:コレット・ウシャール、照明:藤原康弘、音響:西川文章、舞台監督:大鹿展明、宣伝美術:松本久木、制作:田嶋結菜 原作は「賭博者」という邦題がついているらしい! 京阪「淀屋橋駅」から特急に乗って終点の「出町柳駅」まで約1時間の旅!自宅から2時間近くかかる。賀茂川と高野川が合流し鴨川になる。川沿いの静かな場所!東へ行くと京都大学、その先に銀閣寺がある。大原へ向かう道標がある。西にいくと同志社大学(今出川)と御所がある。京都らしい場所。なぜか気持ちが落ち着くのが場所の持つチカラなのか?CHITEN(地点)はまさにこの辺りで活動をされている。銀閣寺通りには自前の劇場「アンダースロー」と喫茶食堂「タッパーウェア」を持ち運営している。地域と一体となった活動が演劇活動の原初の姿を見るようでもある。私はまったく詳しくないが欧州などではこうした地域と一体となった劇団や劇場がたくさんあるのだろうか?こうした場所が増えることはその地域や国の成熟度を測る指標になるのではないか?と想像する。京都はそんなことを言うまでもなくもともとそうです!と言うてはるんやろうけど、そんな場所が各地に拡がると楽しい。 出町柳でラーメン屋さんに入る「鴨町ラーメン」でピリ辛のスタミナラーメン(950円)。麺硬めでお願いすればよかった。出町座(名画座)のある商店街を見学する。妻が「阿舎利餅」を実家への土産に購入した。古本屋さんや個人商店が軒を連ねる、昔の町屋らしく奥行きが長い。そこから酷暑の京都を南下して京都府立医大の向かいにある京都府立文化芸術会館に向かう!日傘をついに今年から使うようになったが、それでも汗だくになる、チケットを交換して涼む。この会館には「前田珈琲」が入店していた。 会場はABCホール、シアタートラムくらいの大きさか?天井が高い、多目的ホール。舞台真ん中にルーレットを模した柄の床があり、その上がルーレット台が置かれているとイメージされる長細い形のテーブルと椅子。このテーブルと椅子は鉄骨で組み合わされ溶接されて一体になっている。そのテーブルの真ん中の軸となる部分に△のピラミッド型の突起が舞台の上に固定されており、その上部にこのテーブルが設置されている。テーブルと椅子が一体化されたそれには、キャスターがいくつも取り付けられており。△の突起を中心に円運動が出来るようになっている。まるでルーレット!その上部には36本だろうか?のLEDの縦型の棒状のライトが円形に配置されている。LEDライトの円筒が舞台の上部になるような印象、LEDの照明がプログラムで動き、色が変わる、まさにハイテクノロジーが使用されている。生演奏の空間現代のスタッフが舞台の四隅に。下手奥がドラム、下手の手前がギター、上手奥がベース、そして上手手前にはスタンドマイクが設置され舞台の進行に合わせて俳優がそのマイクに向かって発声する、という構造。 CHITENの舞台の大きな魅力でもある「空間現代」の音楽、生演奏で俳優たちとコラボする。音響とライブ演奏の音楽、照明と俳優たちの身体と発声が一体となる空間構成がむちゃむちゃ印象に残る。物語がどうのこうのという以上に演劇体験としての印象をどう与えるのか?を三浦基の深い戯曲の理解をベースにしながら飛躍させていくことに毎回驚かせていただいている。秋元隆秀(アレクセイ:ぼく役)の発声と身体のこなしが面白い!秋元さんは以前も別の地点の舞台で拝見したが、毎回、俳優の山田裕貴のことを思い出してしまう。そして、彼が思いを馳せる相生翠(ポリーナ)の様子がいい!無表情で抑制された様子が絵画的でもありある種アンドロイド的でもある。これらの記号的な印象が舞台全体を覆う。そこから見えてくるのはこの時代のロシアの表層的な姿、そして刹那的な姿。そうした人たちがカジノに集まりルーレットのギャンブルに興じる。人間が破壊されていくように延々と繰り返され後戻りが出来ないまま堕ちていくというようなイメージが描かれる。これは演出の意図なのか、観客として私がそのように感じてしまったのかはわからない。 今も、お笑い芸人やスポーツ選手たちがオンラインカジノにはまっていったという報道があった。少し前には、水原一平氏が何十億もの借金をしてしまい、大谷翔平の口座からそれを補填したというニュースもあった。ギャンブルにはアルコール依存や薬物依存と同じような依存性があるのだろう。それは研究でも証明されている。王子製紙の背任事件なども思い出す。心の空洞をどうやって埋めていくのか?がこれからますます問われく時代になっていくのではないか?その時にこうした演劇を初めとする芸術の効用は大きいと思うのだがどうだろう!私自身もこうしたアートに出会わなければ、自己崩壊が起きて生きて行けなかったのではないか?と思うことがある。それくらい芸術に自分自身が救われたという思いが強い。なので、今もこうして見続けているのかもしれない。 地点の立ち上がりから伴走していた俳優の安部聡子がすごい!今回はおばあさんの役を演じるのだが、その身体能力がスーパー!スーパーおばあちゃんの身体性がいい意味で笑いを誘う!荒川静香のイナバウアー的に椅子の後ろに自分の上半身を大きく倒している、両手は拡げられ、まるで殺人事件の死体の様!目は大きく開かれ、瞳孔が開いているのではないかという表情。しかし、ふいにその身体が何かに突き動かされるように浮遊するかのように起きあがる。普通の身体の人に果たしてあれが出来るのか?さらにはテーブルの上でテーブルがルーレットのように回転している中でテーブルに倒れ、そして起き上がることが繰り返される。その様子が大富豪のおばあさんの強い意欲を感じる、ものすごい欲望が生きる熱量に変わる。そうした会社の創業者などを何人も見てきた。その圧倒的な熱量があの安部聡子の身体には絶対に宿っていると思いながら笑いながら見てしまった。この舞台の安部聡子の印象は一生忘れられないだろう! 三浦基は演出家として、これをお笑いとして演出しているのか?どうなのか?舞台自体はスタイリッシュで硬質な印象なのによく見ると変で面白い!思わずわらけてしまう感じは何なのか?三浦さんが折込のチラシの中でこの原作のことを生成AIのことなどを引用して書かれているのを見て、原作がこうだからこうなったんです!と言っておられるような気がした! 本作は2022年が初演、フランス、ポーランドで上演が行われ、来春にはロンドンでロングラン上演があるらしい!海外の人はこれをどう捉えたのか?とても興味深い!いつまでも、あの音の洪水の世界に浸っていたいと思いながら拝見した!空間現代の音楽とクラシック音楽がせめぎ合う音響演出が素晴らしかった。そのうちの一曲はチャイコフスキー弦楽セレナーデ ハ長調第1楽章 だった。ほかの楽曲はなんだろう??? 余談だが、小学生の頃、藤子不二雄Ⓐのブラックな大人向けのマンガでルーレットを扱ったものを読んでものすごく印象に残っている。当時はそのマンガを何度も読んだ!題名が思い出せないが調べると「マカオの男」だったか「赤と黒」だったか「ワールド漂流記」だったのか、わからない。ことが、わかった。(笑) 上演時間85分。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2025-08-31 10:22
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