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屋上のペーパームーン シン・クジラ計画Ⅲ(@ウイングフィールド) 昔の心斎橋の面影がなくなった!今やインバウンド向けの観光地。オープンなパブなどがたくさん出来ていて、お客さんはほとんど外国人の方。もはや外国人向けの観光地となった、なんばから心斎橋。地元の方はどのような場所に行っているのか?そして、そんな場所で昔からの風情を保っている昭和的な小劇場向けの劇場がある。雑居ビルの5階と6階。雑居ビルなので天井は低く、そんな場所に数十人キャパの劇場が長く続けられている。調べると1992年に創設された劇場らしい。ウイングフィールドの福本年雄さんが、それから30年以上続けておられる熱意に感謝。そんな場所での上演。熱くないはずがない。熱さを冷ますためか?(笑)本水を使う演出などもあるのでお楽しみを! 本公演を見に来た理由の一番は昔から存じ上げているババロワーズの高瀬和彦さんが俳優として出演されているということ、日々、稽古風景をSNSで発信されていて、懸命により良い舞台を目指して奮闘している姿を見ると応援したくなる。といっても見に行っているだけなのだが(笑)。そして、もうひとつの大きな理由は戯曲があの大竹野正典さんの手になるものだから。大竹野さんの舞台を初めて見たのは早稲田SPACEでの二人芝居だった。「山の声 ―ある登山者の追想―」というもの。2018年のことである。プロデュースされたのが、今は亡きオフィスコットーネの綿貫凜さん!公演の様子は、h をご覧ください。それ以来、綿貫さんのプロデュースされる大竹野作品を毎回見るようになって、大阪にこんなにすごい劇作家がいるんや!ということを知った。しかしながら大竹野正典さんは「山の声」を最後に、水難事故で亡くなられた。2009年、48歳の時だった。綿貫さんにはその後、私がいた会社での「みんなで語る小劇場演劇」というYouTubeなどの番組に来ていただき、お話をさせていただいた。詳細は https://www.youtube.com/playlist?list=PLJRHLdhsnOBW7laqhPaxH2nyp_hKFAhsU をご覧ください。3年前の2022年だったかと思う。NOTEに対談の書き起しもあります。https://note.com/braindrain8460/n/n023211db884c?magazine_key=mca71736c7e0e 嬉しかったのは、その後、綿貫さんから今度飲みに行きましょう!と言われ番組で一緒に話していた同僚の谷さんと3人で、新宿御苑前の居酒屋で飲んだ!綿貫さんの分の支払いを私と谷さんでさせてくださいと頼んだのだが、かたくなに断られたことをおぼえている。結局割り勘にさせていただいた。その綿貫さんがその後、2022年10月31日に亡くなったことをSNSや新聞記事で知ることとなった。https://www.asahi.com/articles/DA3S15592262.html 綿貫さんは大竹野さんの戯曲を上演するために大阪に何度も通い対話して、東京での公演を実現された。その時に一緒に行われていたのが、このくじら企画という劇団というのを聴いていた。昨年も大竹野さんの戯曲の舞台がこの劇場で行われた。「流浪の手記」という作品。その時の記事は https://haruharuy.exblog.jp/34073700/ 本作の初演は2000年7月、大阪の谷町を下ったところに茶臼という場所があるらしい!四天王寺と天王寺動物園の間くらいの場所。25年前の当時、その場所にあった劇場のあった雑居ビルの屋上で野外公演が行われていたらしい!本作の演出の後藤小寿枝は本公演を屋上でない場所で行うことのうしろめたさみたいなものを折込チラシのあいさつの中で語っておられ、その気持ちにとても共感した。屋上でやるものを一緒に見て観客が俳優たちスタッフと共犯関係を作る、というのも演劇体験の醍醐味である。その前提があって悩みながら演出を行いプロダクションを完成させていった誠意が舞台にあふれていた。また特筆すべきは、終演後伺って確認できたのだが、本公演に出演されている大竹野春生さんは作家の大竹野正典の長男であるということを伺って、いろんなものがつながっていくご縁を感じた、演劇や芸術の制作にはそうした人と人をつなぐチカラがある。春生さんはお父さんと海水浴に行っていたのだろうか?などと想像した。 本作は1973年に起きた事件「大阪ニセ夜間金庫事件」をモチーフにして描かれている。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%83%8B%E3%82%BB%E5%A4%9C%E9%96%93%E9%87%91%E5%BA%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6
70年安保の時代、連合赤軍が活動し、よど号のハイジャック事件(1970年3月)などを行っている。1970年の大阪万博の狂騒が覚め、高度経済成長のひずみがいろんなところで露呈してきた時代でもある。格差が拡大し、もはや戦後ではない時代にベトナムでは戦争が続き、アメリカンニューシネマが生まれ社会を批判し「いちご白書」という映画が生まれ、それがフォークソング「いちご白書をもう一度」という名曲を生んだ!作曲は、当時の荒井由実(松任谷由実)である。作者の大竹野正典さんは1960年生まれ、なので、私の1学年上の同世代。しかも、私も大学まで大阪にいたので(1985年まで)なので、ここで書かれている社会的背景などがすごく良く理解できた! 大阪の阪急三番街と当時の三和銀行などが会話の中に登場し、とても既視感がある。そして今はなきそごうと心斎橋の大丸も登場する。劇場はそこから歩いて数分の場所!どこで、どうみるのか?は演劇体験を大きく規定するのも事実、なので後藤さんは屋上で本作の上演をしないことについていろいろと考えたのではないか?しかしながら戯曲のチカラが半端ないのでぐいぐいとこの事件がどうやって始まり実行されたのか?という大竹野さんの創作が創作ではないようにも見えてくる。実際の事件を扱った硬派な作品も上演されることが増えたように思う。大竹野さん、東京では詩森ろばさん、野木萌葱さん、劇団チョコレートケーキの古川健さん、燐光群の坂手洋二さん、中津留章仁さんもその系列だろうか?1980年代は山崎哲などが創作していた、そうしたセミドキュメント的な舞台が拡がっていったことは舞台芸術が成熟し多様化していったことの証拠なのではないか?証拠に本公演、金曜日の夜、補助席も出る満席だった!グリコに勤めていた役の武川康治、リーダーのカッパ役の山田一幸が印象に残った。そして、フトマキ役の高瀬和彦のサングラス越しの目に注目してください(笑)上演時間95分。9月28日まで。詳細は https://www5c.biglobe.ne.jp/~kujirak/ksub_txt/pm2025.html ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by haruharuyama
| 2025-09-27 09:03
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