著者の本田直之は、シティバンクなどの外資系企業にいたのち、
このレバレッジという概念を中心とした経営・仕事の仕方を指導、
実践する会社を設立する。「レバレッジ」とは「てこ」(梃子)の意味らしい。
本屋さんに行くと彼の書いた「レバレッジ」関連書籍が
平積みされているのを見て、パラパラと見てみると面白そうかも?
というような怪しげな期待をもって本書を読んだ。
彼の言っていることは明快。とにかくたくさん本を読め。
本と言っても文芸書ではなく。ビジネス書。
ビジネス書といっても原理・原則だけでない実践のもの。
ビジネスを成功させていくための体験談などが、
そのような本にはたくさん書いてある。
本屋さんで、或いはアマゾンのようなネット販売を駆使して、
面白そうな本を探し出せ!
表紙と腰巻と折込の中の著者紹介と目次をチラ見すれば、
それが自分の求めているものかどうかはわかるだろう。
それでも読んだ本の20%くらいしか有益な本には出会わないというのが原則である。
本は消耗品として道具として使う。
気になるところ感銘を受けたところはそのへんにある筆記具でメモし記しをつけ、
ページの端を折る。そうして読んでいくと自分だけの本になっていく。
全部をまんべんなく読んだり、最初から読もうとする必要はない。
必要な部分は目に飛び込んでくる。
そのためには目的をもって本を読む事をしなければならない。
この本は2時間で読んでしまおうとか、
この本からは会計のノウハウを吸収しよう、などという目的を設定するのである。
そうやって読んでいると自然に、スピードも速くなり、
自分の求めていた本に出会うことも増えていく。
本を読む時間を捻出することが、結果、仕事の効率を高めることになり、
さらなる時間を捻出することが出来る。
また本は1冊1500円くらいだが、その本を読むことによって
価値は100倍にもなって還ってくると本田氏は言い切る。
15万円になって戻ってくるのか?
本を読んだ後、ドッグイヤーや書き込みで一杯になった本を
再度見返しながらメモをする。
それはパソコンに羅列するようなカタチで再度まとめて
自分の頭の中で再整理しまとめることをする。
本田氏はそのメモをいつも持ち歩いて、ことあるごとに読み返し、
自分の言葉にしていく。
そして、最後にその本に書いてあることを実際のビジネスの場で
実践してみることが大切である、と本田氏は語る。
簡単に本の選択から、理解、記憶、実践までを
まとめるとこんな感じだろうか?
本田氏は1年間に約400冊の本を読むらしい。
そんなに読んでいるのかと驚く。
1冊1500円としても60万円。
それが100倍になって還ってくるのなら6000万円である。
年間でそんなことになるのか?
などと書いてしまうと揚げ足をとったようではあるが、
まさに、そのようなことを確信して言い切っている啖呵が心地よいのである。
時間を捻出するために本を読むということは
何て素晴らしくて面白いことなんだろうと思わせてくれる。
早速アマゾンで本を注文しよう!
そして本屋さんを徘徊しよう!