今クールの連続ドラマで唯一見続けているのがこれ。
「女王の教室」の日本テレビが再度教育のことについて作ったドラマ。
子役たちが凄い。
そこに成海璃子が演じる中学生でありながら
「受験の神様」と名づけられた家庭教師がからむ。
最初、成海璃子の冷静な言い方に違和感を覚えたが
ストーリーの面白さにぐいぐい引き込まれ、
だいぶ、気にならなくなった。
が、「女王の教室」の、天海祐希のような凄みは感じられない。
凄みを出すのって、年齢を重ねることと関係があるのかな?とも思った。
毎回、中学受験を通じて、
教育に於けるいろいろなことがテーマになっている。
勉強をすることの楽しさ。
自分でものを考えることの楽しさ。
仲間と一緒になにかを成し遂げる楽しさ。
座学だけではなく実際のフィールドで学んだり考えたりする楽しさ。
そして、受験に対して本当にそこに行きたという気持ちを持つこと。
中途半端な気持ちでは、決して合格などしないという現実の厳しさ。
過去の出題問題から、その学校が
どんな生徒に来て欲しいかがわかるという見識。
おお、なるほどなああ!と思った。
子供たちの親の奮闘努力も面白い。
山口達也と長島弘宜の親子はサイコーである。
母親がいない父子家庭の中で、
一緒に受験という息子の夢に向かって進んでいく親子関係はココロに響く。
こんな父親がいたらなあというある種の理想像のようでもある。
一方、仕事はどうしているんだと思ったりもする。
毎回面白いテーマが提示されるにもかかわらず
ヒトケタ台の視聴率となってしまっていることが非常に残念!
受験なんか関係ないと思っているような、
全ての人に通じる何かが
このドラマの中にあるのになあ。
やや、教条的過ぎるのだろうか?