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ああ、こういう舞台を見ると、 舞台好きな人たちが増えてくれるんじゃないかなあ? と思えるそんなウェルメイドな舞台を久しぶりに見た。 渋谷に「ダウンタウン」という酒場がある。 ママである、ゆいさんが自ら「酒場」と言っているのだから 問題ないだろう。 最初に「ダウンタウン」に足を踏み入れたのは何年以上前になるだろう。 渋谷の百軒店商店街の突き当たりにごちゃごちゃとした横丁があった。 名曲喫茶「ライオン」のある一角である。 行って、そのあまりの混沌さに驚いた。 所狭しと、いろいろなものが置かれており、 カウンターには店にやって来た全てのお客が詰め込まれ、 お店に入りきれなくなるとドアを開け、 さらには立ち飲みで飲んでというようなスタイルのお店だった。 当然、来るものは拒まず、電話などしなくても とにかく受け入れてくれる。そんな酒場だった。 ゆいさんの魅力によるところが大きいだろう。 しかし、そのとき同時に衝撃的な話も聞いている。 ゆいさんはガンの治療をしており。 当時、抗がん剤で頭髪が抜け落ち、 バンダナを頭に巻いて仕事をしておられた。 その地所も、しばらくすると地上げの波がやってくる。 バブルが崩壊して暫くしてから、 その一角を再開発しようという計画があったのだろう。 「ダウンタウン」はかなり最後の方まで頑張っていたようである。 しかし、大きな流れに抗うことは出来なかった。 暫くして「ダウンタウン」は閉鎖! と思ったら、百軒店の途中「喜楽」というラーメン屋さんの手前、 右手に「ローソン」がある通りを右折。 数十メートル行って、階段を十数段上がったところに 新生「ダウンタウン」がオープンした。 店は、小奇麗になり、少し広くなった。 そうこしているうちに、ゆいさんのがん治療も効果が出て すっかり元気になられたようである。 ゆいさんの一人息子が、その店を暫くして手伝うようになった。 中山夢歩。 ムーブくんと僕たちは愛情を込めて呼んでいた。 夢歩くんは、普段は役者の仕事をしているのだが、 時間があるときはダウンタウンのカウンターに入って お酒を作ってくれたり、つまみを出してくれたりする。 時々、夢歩くんがCMなどに出演しているのを 店のテレビで見たりして盛り上がったりしている。 渋谷という土地の稀有な酒場である。 まるで新宿ゴールデン街の飲み屋が一つだけ抜け出して、 渋谷のラブホテル街の片隅で営業を続けているといった感じ。 しかし、この店に集う人たちは凄い。 若い頃から飲んでいただろう人たちが、 いまやそうそうたる立場と人格になっている。 本作はこの「ダウンタウン」をモデルにしたお話なのかと最初思った。 中山夢歩くんが出演しているということもあって、 青山円形劇場を覗いて見た。 座長は西村雅彦。彼は最初から最後まで出ずっぱりである。 大変だろうが、達成感も大きいだろうなあと思った。 この酒場にいろいろな人がやってくる。 西村雅彦は、この酒場に泥棒に入ったのだが、 次々と客が来て、わからないままに生ビールやカクテルを出すことになり、 そうこうしているうちにアルバイト募集の張り紙を見てやってきた、保田圭が現れ、 そして彼女を連れ戻しに来た中山夢歩が現れ、 保田圭の父親である、モロ師岡が現れ、 最後に峰岸徹が現れて・・・。 嘘に嘘が重なって、嘘が真のようになる 典型的なシチュエーションコメディである。 三谷幸喜などが得意とするようなシチュエーション。 人物造形に多少薄弱なところがあるのかもしれないが、 十分に楽しめる舞台になっていた。 観客席は女性が多く、しかもやや年配の方が多かった。 西村雅彦のファンなんだろうか? と同時に、保田圭のファンとも言える男性たちが 舞台の最前列を大人しく占拠していた。 保田圭が出る舞台を過去に何度か見ているが、 必ず彼らのような特定のファンが来ている。 舞台前方のチケットを確保するのは 並大抵の努力ではないだろう。 保田も舞台の回数を重ねるに従って、うまくなっている。 彼女のカクテル作りは、なかなかのものだった。 中山夢歩くんの螺旋階段を駆け上がるシーンは 生涯忘れられないだろう。 生で見たものだけが強く印象に残るシーンと言えるのかもしれない。 企画・製作:井口淳・大木玉樹・西村雅彦(ドリス&オレガ) 脚本:金子茂樹、演出:大江祥彦 (ドリス&オレガコレクションVol.3)
by haruharuyama
| 2007-10-24 08:56
| 舞台
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Comments(2)
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そんないきさつがあったんですか・・・
夢歩さんは、今西村さんの仲間として オレガのHPに名前を連ねています。 西村さんのファンとしては、 初めて見る夢歩さんにとても爽やかな印象をもちました。 またこのお話を読ませていただいて、お話にさらに味わいが増したような気がしました。 「コースター」、山口ではスタンディングオーべーションだったそうですよ 嬉しい~
milkさんは本当に西村さんのことが好きなんですね。山口の公演体験したかったなあと思いました。ありがとうございます。
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