土曜日の中央本線は、突然発生した台風の影響での大雨の中を進んだ。
14時新宿発の「スーパーあずさ」は甲府に至るまでは順調に走っていた。
ところが、突然、茅野の手前で架線に倒木があり
下り列車の運行がストップしてしまった。
小さな駅で「スーパーあずさ」は緊急停止をする。
このまま復旧の見込みがないんじゃないかと思いつつ、
その場合、前日の諏訪湖入りを諦めて、
甲府のホテルなどに泊まるのもありかな?
などと薄っすらと考えつつも、
目は「安野モヨコ」の書いている著作物を追っていた。
1時間以上停車したのち、
倒木を取り除く部隊が現場に到着し何とか復旧をし、
「スーパーあずさ」はノロノロと動き出した。
結局1時間20分の遅れで上諏訪に到着した。
先発していたOさんとKさんは
2時間20分の遅れで特急料金が払い戻されたらしい。
彼らの列車の止った場所は
倒木箇所の500メートル手前だったそうな。
おおおお!セーフ!である。
天狗肉店で前祝でもないが「桜鍋」&「馬刺し」を頂く。
美味い、美味すぎる。馬だからな。
というオヤジギャグを尻目に淡々と食べていく。
赤身がさっぱりしていてスキヤキとは言え、
もたれるような感じがないのが嬉しい。
霜降りの肉が苦手な僕には嬉しい出会いだった。
初めての桜鍋。
翌日は台風一過、ものすごい晴天である。
しかし、会場は前日の雨でぬかるんでおり
靴がレース前に濡れるのが気になる。
昨年よりも明らかに増えているランナーたちが
鳥かごにいれられたニワトリのように、
出発のゲートに入っている競馬馬のようにじーっとしていた。
スタートしてからも渋滞と同じで、なかなか前へ進まない。
その渋滞状態が3キロから4キロ地点まで続く。
5キロ地点で35分。キロ6分のイーブンペースをと思っていたので
思わぬ時間のかかりかたにビックリ。
挽回できるのかどうかわからないと思っていたが
タイムは徐々にキロ6分ペースへと戻っていった。
今年は学校の太鼓の応援団や消防団の鳴り物がないのが寂しかった。
近所からうるさいなどと言われたのだろうか?
湖畔を風が通り抜け、昨年よりも涼しいので気持ちよく走る事ができた。
結果、自分の時計で2時間6分少々といったところ。
後半、ピッチを上げようと思うのだがそう簡単にはいかない。
ハーフマラソンは何とか根性で完走できるのだが
フルマラソンはさらに、そうはいかない。
少なくとも3時間以上のLSD(ゆっくり長く走り続けるトレーニング)を
しなければならないだろう。
そのためには体重を減らさないといけない。
そんなに大幅なダイエットでなくても構わない。
3キロ落ちれば御の字である。
昨日から風呂上りに必ず体重を計ろうと思って
体重計を出してきた。
レース後は、駅前の蕎麦屋「更科」で打ち上げ。
天ぷら盛り、鴨の焼いたの、きのこおろし、野沢菜、蕎麦味噌焼、
などなどを肴にビールと美味しい地元のお酒を頂く。
「真澄」と「麗人」どちらも美味い!
店にあった「麗人」を全て飲んでしまう。
結局2升ばかりの日本酒を頂き前後不覚になりながら、
ちゃんと「あずさ」号に乗ってみんな一緒に帰っていることに驚き、
翌日の強烈な二日酔いで
昨日の飲みすぎた自分を呪った。