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2001年9月11日は何をしていましたか? と聞かれて記憶が残っている人はかなりの数にのぼるだろう。 それは1997年1月17日の記憶や 1997年3月23日の記憶。 そしてさらに遡って、1985年8月17日の記憶などが甦ってくる。 「阪神大震災」「オウムサリン事件」「御巣鷹山日航機墜落」 それくらい驚きながらテレビを見続けた日だった。 日本時間で21時ごろだったろうか? ラジオ日本の入っているビルに サウンドシティという録音スタジオがあった。 そこで何の作業をしていたのかは、覚えていないのだが、 何かNYの「ワールド・トレード・センター」にセスナ機が 突っ込んで黒煙を上げているというニュースを見た。 へええええええ?そんなこともあるんだなあ 。と思いながら帰途についた。 22時過ぎに帰宅してテレビをつけると ありとあらゆる番組が「ワールド・トレード・センター」の事件映像を流している。 そうこうしているうちに別のタワーに飛行機が突っ込んだ映像が流れる。 「OH!GOD!」や「JESUS!」などというリアルな声が聞こえる中、 別の旅客機がもうひとつのタワーに突っ込んだ。 そのときに思った感覚は生涯忘れられないだろう。 「戦争?」戦争が始まったんだと思った。 ツインタワーの両方に同じ日に飛行機が突っ込むなんてことは 確率からいっても事故では決してないと思うだろう。 何らかの人為的な意思が働いて起きたことだろうなあと思った。 そうこうしているうちに米国で その他のハイジャックされた飛行機があるという報道がなされ始め、 ピッツバーグやらペンタゴンに突っ込むというような報道がなされ 米国内はいっきょに煽られ、 その日の米国内の航空機の運行はストップし、 もちろん、ニューヨークではトンネルが閉鎖され マンハッタンは隔離される。 平和な日常なんてないのだということを思い知る。 ぎりぎりのバランスの中で世界はなんとか調和を保っている。 坂手洋二はニューヨークの日本人向けの新聞 「OCSニュース」に時評を書いていたらしい。 その時評・評論集が本になっている。 「私たちはこうして二十世紀を越えた」(@新宿書房) ここで坂手はマスメディアがあまり取り上げないありとあらゆる、 しかも重要な問題を取り上げ論じた。 そして、その記事は「OCSニュース」で評判になったそうである。 その編集をしているビルがニューヨークマンハッタンにあり、 ニューヨーク公演などで現地に行ったときに 坂手はお世話になっていたらしい。 その体験からこの戯曲は生まれ出たのだろう。 坂手のドキュメント演劇作家としての久しぶりに重厚な舞台であった。 9月11日の編集部が舞台である。 そこに俳優がからみ演劇的な行為が行われる。 ワークショップのシーンが秀逸である。 心を癒すための芸術の真髄がここにある。 また、この舞台の成功の理由として、 米国人俳優、ED VASSSALLOの存在抜きには語れないだろう。 彼の語る英語がこの舞台にリアリティを与えてくれる。 そして、同時にジャーナリズムのあるべき姿がここで語られる。 小さな編集部の編集長と副編集長の志に頭が下がる。 しかし、その編集長は解任され、この新聞は休刊する。 そのことに対する坂手の強い思いが凝縮され た素晴らしい舞台となっていた。必見!
by haruharuyama
| 2007-11-07 07:55
| 舞台
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