土曜日、マチネ。超満員。
コントライブという体裁の集団。
以前見た「りっしんべん」というライブがとっても面白かったので再訪。
今回は親族代表の代表、嶋村太一が交通事故の骨折で降板。
竹井亮介と野間口徹だけで演じるのは
さすがに厳しいという判断があったのか?
客演で何人かの若手の役者たちが出演していた。
全部で五話からなる構成。どれも面白かった。
全て書き手が違うオムニバス形式。
僕の面白かった順番は
1、「ラブ・トライアングル」ケラリーノ・サンドロビッチ、
2、「ゴリラ」川尻恵太、
3、「コンビニ」岩井秀人、
4、「日本代表の男」ブルースカイ、
5、「虫けらでした」福原充則 だった。
KERAのものと岩井秀人の作品は見ているときにわかった!
いつものKERAさんらしいシュールで
関係性がどんどん変容していく不条理なコント。
そして岩井秀人の脚本は、いつものようにひりひりしたところがある。
その「ひりひり」は、誰にも描けるものではない。
コンビニのレジ周りのことだけであれだけのことが描けるのがすごい。
人間関係の痛いところを岩井は抉り出して来る。
また、川尻恵太の「ゴリラ」も秀逸だった。
しかし、この話は竹井亮介という役者が出ていないと
成立しないだろう舞台でもあるなあと思った。
演出も凝っていて楽しめる。
野間口徹と竹井亮介はかなり上手い役者でありコント俳優である。
独特の「間」や喋り方など素晴らしい。
竹井亮介は、カンニングの竹山にそっくりである。