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著者の中島聡の経歴が凄い。 マイクロソフト日本法人が出来たときに、NTTを辞めて転職。 自らの希望がかない、マイクロソフト米国本社に異動。 そこでビルゲイツと一緒にウインドウズ95、98 インターネットエクスプローラー3.0,4.0などの開発をした。 現在も自らプログラミングをされている1960年生まれの方。 梅田望夫も1960年生まれ。 この世代がIT環境の第1世代と言えるのかもしれない。 彼らが旗振り役となって先頭を走って来ていた。 アスキーで学生時代アルバイトをしていたというような縁で 今回の出版の話も出てきたのだろう。 副題に「アップルがソニーを超えた理由」とある。 その理由は「おもてなし」にあると中島は語る。 「おもてなし」のことを中島は 「User Experience」という言葉に置き換える。 使用者の実感みたいな感覚が 商品やソフトウエアの開発に生かされている。 それが結果、使っていて気持ちがいいとか 楽しいとかいったところまで突き詰められる。 そうして初めて「おもてなし」が成立するというわけである。 茶の湯にも似た主人が客をもてなすときに 客にどう感じてもらうのかを真剣に考えるときに出てくるものは 結局、世の中に受け容れられるという意味でもある。 実際、i-podやi-phoneの使用感は素晴らしい。 指でスライドしたり挟んだり伸ばしたりすることによって画面が変化する。 ものすごく身体的な発想がここにはある。 キーボードで文字を正確に打ち込んでいかないと 機能しないというものではない。 そのユーザーエクスペリエンスは マックブックなどにも援用されている。 同じ意味で任天堂のDSやWiiの開発思想もそれに似ている。 スペックを競うのではなくユーザーエクスペリエンスを競う 開発競争に勝ち残ったものだけが結果生き残っていく、という発想である。 エンジニアがエンジニアだけではいけないというようなことも中島は語る。 それを彼は「ギークとスーツ」という言葉で語る。 「ギーク」は技術者でありエンジニアである。 「スーツ」は経営学修士などを修めておりマネジメントを主体とする者。 中島聡自身も「ギーク」でありながら米国の大学でMBAの取得に向けて大学で学んでいる。そうして「ギーク」でありながら「スーツ」的な人、 または「スーツ」でありながら「ギーク」的なことがわかる人 というものが求められている。 それはどの業界も同じなのかも知れない。 技術や現場のことをきちんと理解しながら マネジメントすることが出来る人の中から 何かが生まれてくるのかもしれない。 しかし、そのときまた「おもてなし」という思想の原点に戻る必要がある。 あるビジョンを持った美学に基づいて進むことが 結果的に素敵なものを産むということである。 印象に残った部分を引用する。 中島「ブログを初めて本当に変わりましたよ。 楽しいし勉強になるし、自分が得意でないことを エントリに書こうとするとそれなりに準備しないといけないから、 その点でもプラスになる」 古川「帰属意識に関係なく、一個人としてお互いの存在を認め合う。 その意味でブログは重要なファクターだと思う」 また、 「英語の勉強はいくつになって始めても遅くはない。 学生であれ社会人であれ、まずは(多くの人が不得意な)英会話から始めて、 英語の論文なりブログなりで、 できるだけ多くの英語に触れる努力をすることを強くおすすめしたい。」 中島聡のブログ「life is beautiful 」をまずは覗いてみよう。
by haruharuyama
| 2008-04-19 11:11
| 読書
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Comments(2)
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体質的に本が読めないので(せいぜい雑誌か単行本の立ち読み程度)、haruさんの書評助かってます。さっそく中島聡さんのブログをブックマークしました。これは面白そうだ。
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PBさん。PBさんのような理科系エンジニアの方はさらに面白いでしょうね。ギークとスーツの両立を!
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