先月、フジテレビでやっていた、
劇団演技者「男の夢」を、全五話分まとめて見る。
この劇団演技者は、ジャニーズ事務所の若
手が必ず出演する。主に舞台を中心とした
脚本をベースに番組にしている。
だから劇団というのが頭につくのだろう。
以前は「演技者」というタイトルだった。
それは、2002年4月に始まり、
2004年4月に現在のタイトルとなる。
ジャニー喜田川さんの舞台に対する愛が感じられる。
同じことが、バブルの崩壊で維持しきれなくなった、
高田馬場の「グローブ座」をジャニーズが購入したことでも、
言えるだろう。以前は「パナソニック・グローブ座」と言っていた。
さらに、そのまえは公共劇場としてのただの「グローブ座」だった。
「演技者」はCM業界からディレクターとして参加している回もあり、
これまでにも山内健司さんや、カジワラノリコさんなんかが、
参加している。
「男の夢」はポツドールの舞台からのドラマである。
脚本は三浦大輔。ポツドールの作品は以前、
「激情」が劇団演技者で取り上げられていた。
今回はポツドールの2回目の番組化である。
「男の夢」自体はポツドールが「
ドキュメンタリー演劇」と自分たちで呼んでいた手法から、
「ドキュドラマ」という手法に変化し始めた、
最初の作品。
残念ながら、この舞台は見ることが出来なかった。
地方都市のカラオケボックスの話。
他に遊ぶところもなく、彼女もいない大学生の
サークル仲間たちが毎晩のように歌いにやってくる。
そこに来ている女の子だけのグループを誘って、
何とかしようとたくらむ男たちのもの物語。
三浦大輔の「台詞」は非常にリアル。
現代のある種類の若者の言葉をこれほどまでに
「リアル」に描ける作家を他に知らない。
そして三浦は若者たちがセックスをしたい、したい、
という気持ちを描くのが非常に上手い。
男も女も、である。
今年、岸田戯曲賞を受賞した「愛の渦」などはまさしく、
それだけを描いた舞台だった。
