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銀座のデパート「松屋百貨店」の向かいに十字屋さんのビルがある。 細長いペンシルビル。 歩行者天国の中央通りを暑い暑いと向かうと、 ビルの1階に人だかりがしていた。 エレベーターを待つお客さんの列が。 12時からやっていた大銀座落語祭の「ほろりの会」の終演が 大幅に延長してしまったそうである。 人情話を四席むべなるかな。 トリの話は「紺屋高尾」だったそうである。 暑い暑いと思いながら新聞を読んで開場を待つ。 ホールはビルの9階にあり、エレベーターが1基しかないとのこと。 会場案内の人に聞くと階段はないのでここで待ってくれと。 開演を過ぎても客入れは続く。 もともとこの十字屋というのは関西を中心とした 楽器などを販売しているお店であるとOさんから伺う。 そのホールでの上方落語。 しかも、米朝のお弟子さんたちの会である。 まず、孫弟子と言われる。桂吉坊。 吉坊の落語は若いのにもかかわらず 伝統芸能の深い知識に裏打ちされた知識を元に演じられる。 そこから深みがでる。 あとはそれを自分の味にしていくだけである。 吉坊は鳴り物の太鼓を叩きにいくのに 大銀座落語祭の会場を大忙しで回っているそうである。 鳴り物がちゃんと出来、歌舞音曲に造詣の深い若手の落語家は なかなかいないだろう。その吉坊は「まめだ」を演じる。 軽い話の中に粋な絵画的な表現が浮かび上がる。 黄色い銀杏の舞い散る風景と 死んでしまったこだぬきの哀れさが哀愁をそそる。 桂米ニの「けんげしゃ茶屋」 「けんげしゃ」とはゲンを担ぐ人の事をいうらしい。 妙な趣味のある旦那さんが正月に御茶屋の二階で 縁起でもないことを延々と繰り広げる話。 カルト感漂う高座だった。 続いて、桂小米の「口合小町」。 口合とは駄洒落のことだそうである。 その駄洒落の馬鹿馬鹿しいセンスに共感するかどうかで この落語を面白いと思うかどうか? 小米のお笑いは昔ながらのギャグのセンス。 ベタなところが個人的には気になった。 本編に入るとそのベタさがすーっと消えていく。 芸の強さを感じる。 仲入り後、 桂宗助の「足あがり」 番頭さんが歌舞伎見物に行く。 一人の丁稚が同行するのだが、 先に返され番頭の横領が発覚するというもの。 歌舞伎のシーンなどが挿入される。 そこで三味線を初め鳴り物がなる。 高座は一瞬、中座か南座か?(上方なので。)というような気分になる。 派手な落語も見ていて気持ちがいいものである。 トリは桂千朝の「はてなの茶碗」。 千朝の語り口は独特で聞いていて癖になるくらい耳に残る。 いま、この文章を書いていても 千朝の語り口が甦ってくる。 ゆったりと流れるような語り口に身を委ねながら 落語を聴く気持ちの良さはまた格別である。 米朝一門の面々の一部をまとめて見せていただき 本当に面白く、レベルの高い品のある芸が聞けたこと、 感謝感激である。 と同時に関西弁の、大阪弁の流れるような喋り方は ほんまに気持ちのええもんやなあと 改めて思わせてくれる高座でした。
by haruharuyama
| 2008-07-23 08:45
| 舞台
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Comments(2)
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はてなの茶碗。
私もこの土曜日、知人が服部の商店街の夏祭りででライブをやるので聴きに行ったら、ちょっと離れた場所で落語があり、大トリにこれが掛かっていました。。。いえ、それだけなんですけど(^^ゞ
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Tenさま。うーん。ほおお!はてな?
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