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三条会の夏の野外公演も今年で3回目を迎える。 昨年見たものが印象に残っていたので 何とか千葉まで足を運ぶ。 昨年の公演でもお会いした、俳優の志賀廣太郎さんが いらっしゃっていた。 同じ野外公演で2年連続出会うというのは印象的である。 志賀さんはソフトバンクの犬のお父さん「白戸家シリーズ」のCM 「同窓会篇」のシーンで外科医になった同窓生を演じている人である。 志賀さんは声に特徴がある。 素敵な低音である。 最近ではNHKの「沸騰都市」というNHKスペシャルの中の シリーズ番組のナレーションを務めている。 また「篤姫」にも出演されていた。 今年の野外公演のセットは円形状になったもの。 真っ白の舞台の真ん中に円錐形をした白いオブジェがあり その上にはオレンジの花を球状にしたものが飾られている。 シンプルな造りの舞台である。 今公演では客演の方も多数参加しており、多彩で華やかな公演となった。 特にヒロイン役の女優、桜内結う、が良かった。 彼女の美しい歯並びと眼鏡の奥のつぶらな瞳が素敵だった。 彼女はク・ナウカからの客演である。 いままでの三条会のそれとは明らかに違うキャラクターがそこに居る。 華やかさと美しさが同居した姿。 俳優たちは同じようなデザインの衣裳を着ている。 ポロシャツに長い巻きスカート同系色なので インドやチベットのお坊さんのような雰囲気がある。 特に男優のその格好はまさにお坊さんのよう。 何故かポロシャツの背中にはスポーツ選手がつけているような 背番号が印刷されている。それぞれが違う番号をつけ違う役割を演じるのである。 二人の女優は何故か眼鏡をかけている。 最近、眼鏡美人とか眼鏡萌えとかいう言葉があるが まさにそこを狙ったのかそうじゃないのか? 眼鏡をかけて物事を見るという比喩なのか? いや、ビジュアルとして演出の関美能留は ただ単にそのようにしたかったんじゃあないかなとも思った。 舞台はある美意識の下に制御され 身体の奇妙なダンスなのかどうだかわからない動きと 往年のヒットソングが交錯して独特な演劇的世界が拡がった。 例えばボブディランの「風に吹かれて」が流されながら。 ライサンダーとハーミアが進んでいくシーンがある。 円形の舞台の周縁を二人並んで奇妙なポーズで歩き進んでいくのである。 そのような印象的なシーンが満載。 先日見た、フェリーニの「はちかにぶんのいち」を思い出す。 真夏の夜の夢のシェイクスピアのテキストは この舞台で語られていたのだろうが それは音としての気持ちよさだったりしており、 テキストの持つ意味の有効性は何ら感じられなかった。 でもそれでいいのだ。 感じる事が考えることを上回れる舞台の方が 強い印象を残す事が往々にしてある。 自分のリテラシー(読み解き能力)の貧困さをごまかすようなことを書いているなあ。 今度の三条会の公演ではテキストをきちんと知った上で 舞台に向きあわなきゃと思った。
by haruharuyama
| 2008-08-02 11:18
| 舞台
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