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著者である島田裕巳の経歴が凄い! 東京大学在学中に自身がヤマギシ会に入会し、 新宗教を体験することになる。 その後、宗教評論というジャンルを確立し、 東大大学院を卒業。 日本女子大教授時代にオウムの一連の事件が起こる。 マスコミは島田裕巳教授をオウム擁護者であると決めつけ、 彼は大学の教授職を辞職せざるを得なくなる。 全ての職を失った島田は、この辞職に対して、 事実無根であるという裁判を起す。 ようやく裁判所の判決で彼の無罪が証明される。 そうして、島田裕巳は東大先端研の研究員として職を得ることが出来た。 自ら立ち上げた専門から、自らの地位を追われ 人生が変化していく。大変なことである。 新宗教はカルト宗教と言われるものと紙一重的なものがある。 世間の常識では奇異にうつるような行為が行われるのも 新宗教の特徴のひとつであるだろう。 ただし、島田は言う。 オウム真理教のようにテロリズム集団にまで変化していった組織は カルト宗教の中でもほとんどなく、あのケースは本当に特殊な例なのかも知れない。 オウムがテロリズムへ傾倒していった経緯に関しては、 島田が書いた著書、 『オウム―なぜ宗教はテロリズムを生んだのか』(トランスビュー・2001年) に詳しいらしいので今度、読んで見たいと思った。 本書では、カルト的なものではない新宗教を選んで、 その宗教が発生した歴史的事実や誰がどのように広めていったのかを 総花的に記述されている。 よってひとつひとつの新宗教の説明は表面的である。 しかしながら、このような宗教があって、 どんなものかくらいのことはわかるようになっている。 ただ、そこから一歩踏み込んだ表現がほとんどないので実態がわからない。 こういったドキュメンタリーがあれば是非見て見たいと思ったものである。 島田が選んだ新宗教は、「天理教」「大本」「生長の家」「天照皇大神宮教と璽宇」 「立正佼成会と霊友会」「創価学会」「世界救世教、神慈秀明会と真光系教団」 「PL教団」「真如苑」「GLA(ジー・エル・エー総合本部)」 また島田がここで取り上げようとして落としてしまった新宗教は 「金光教」「善隣教」「阿含宗」である。 取り上げ方が、おおまかにその新宗教が起こった歴史的順番でか書かれていた。 明治維新後の新しい世の中から新宗教はまず始まったことを 本書を読んで初めて知る。 そして戦前の混乱期にも新たな宗教の起こりがあり 戦後の高度経済成長期には、「創価学会」を初めとする、 大きなチカラを持つ教団が発生している。 また、最近の特徴として、「真如苑」や「GLA」のように 徒党を組んで集団で何かをすることなく 淡々と教団での宗教活動を行うという流れが出てきているという 時代に沿った流れを読んで、納得。 結局、宗教も時代の流れから起こり、 特に大きな新宗教がおきるときというのは時代が大きく変わるときなのだな! と得心した。
by haruharuyama
| 2008-09-27 09:07
| 読書
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Comments(2)
島田裕巳が取り上げようとして落としてしまったひとつの新宗教の中の地方の教会で育てられ、いづれはその宗教の敬虔なお仕え人となることが当然だと周囲から見られていたにも拘わらず信ずる宗教を持たないボクはこの著書を出版と同時に読んだ。
haruharu氏の言う通り、その著述が表面的で哲学的に突っ込んでいないのも抵抗なく通俗的に読めて面白かった。 かってビジネス社会人としての頃、ワークショップの一つの課題に「新宗教の煽動的な動員による集客力の究明」を取り上げ新宗教の活動現場をリアルに探索して回った時、新宗教も時代の流れから起こり、その時の社会背景とどんなカタチで結びつくかが大きな要因になっているのだな!と得心したことがある。 宗教家が宗教を冒涜するのは罪だが、信ずる宗教を持てない者ならボクを含めて新宗教をどう語ろうと勝手だろうから、さまざまな自論異論が噴出する筈だ。
0
Commented
by
haruharuyama at 2008-09-29 07:28
Harimaoさま。感想ありがとうございます。新宗教の興りを読んでいると何故、人間には宗教的なるものが必要なのかを考えるきっかけになりますね。
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