Akasaka Art Flowerの一環のイベント。
旧赤坂小学校の体育館で「珍しいキノコ舞踊団」が
公演をするというメールが来た。何と!無料!
日曜日の夜の公演だったので早速申し込む。
但し、Akasaka Art Flowerのパスポートの提示が必要だとのこと。
このパスポートがあれば赤坂の各地で行われている
アート作品の展示を見る事が出来る。
TBSと赤坂サカスの間の広場がメインの事務局になっている。
パスポートをそこで購入。
各展示している場所でパスポートにハンコを押してもらう。
全部を見終わってハンコを集めると
草間弥生のクリアファイルがもらえるという仕掛けになっている。
日曜日ということもあり、並んで見なければならないものもあった。
特に、「島崎」という赤坂の旧料亭を使用した展覧会場は長い列が出来、
入場制限が延々と行われていた。
志村信裕の作品が面白い。
33万本の「まち針」を畳に突き刺してスクリーンを作る。
その白い「まち針」の頭が集まったスクリーンに映像が投射される。
木漏れ日の映像である。
畳に寝転がって「まち針」を横から見るとまるで深い深い森のようである。
上から投射の光が差し込みまるで森に降りそそいでいる
木漏れ日のように見えてくる。
もう一つ印象的だったのが、松宮硝子の作品。
硝子はショウコとも読めるが、ガラスという字である。
彼女のガラスで作られた危うい作品が展示されている。
溶かしたガラスを糸状にして固めてある。
まるで針や棘のようなものがあちこちに突き出している作品。
見ているだけで痛々しくなる。
部屋のそこここに小さなガラスのオブジェが置かれていて
それを発見するだけでも楽しくなる。
もう一つの大きな展示会場は、キノコの公演も行われる旧赤坂小学校である。
玄関にある、浅井裕介の壁画に圧倒される。
体育館に入ると壁から天井から全体に
「パラモデル」というアーティストグループが作った
プラレールの馬鹿でかいジオラマが拡がっている。
二階のバルコニーの手すりに、プラレールのクレーンが
設置されているのもとっても面白かった。
二階の奥の部屋のスサイタカコのフェルトや布を使った
人形のシリーズもたいへんな量と変さで圧巻だった。
微妙に動くものがあり、しかも全てが自由にさわっていい。
そして、コマドリアニメーションまで上映されている。
様々な状態でこの変な人形が展示されている。
口から何か紐のようなものが出ているのが特徴的である。
体育館の真ん中には布団で作られた大きな山がある。
小沢剛の作品。
このでかい布団の山で子供たちはすべったり転んだり寝転がったりしていた。
さて、キノコのパフォーマンスはこの山を中心に行われた。
へたうまな音楽ライブの後、
キノコのパフォーマンスが大音量とともに始まる。
ジャングルの夜明けのような音楽。
この布団の山がまるでキリマンジャロ山のように見えてくる。
各々のダンサーたちは、様々な動物や人間を演じる。
人間がストップモーションしながら次々と山頂に登っていくシーンが印象的だった。
先日亡くなったアーティスト、野田凪のYUKIちゃんのプロモーションや
コカコーラのキャンペーンの仕事を彷彿とさせる。
人間が山に登っていくところがまるで人類の進化を物語っているようでもあった。
様々な音楽のジャンルが流れそれに合わせて踊り続ける。
キノコの持っている祝祭性がこのイベントの一環として
とっても合っているなあと思った。
今回、キノコで男性のダンサーが踊っているのを初めて見た。
ものすごく近くでダンスが行われるのでその身体の迫力が身体に刻み込まれた。
圧倒的なパフォーマンス体験をすることが出来た。
いいエネルギーをもらった。