CMディレクターである原賢司さんが、2000年頃に「書」を始めたことを聞いた。
以前、食事をしていた時に、音楽に合わせながら「書」を書くという
ライブをやられたとう話を伺った。
今度、東京で同様のイベントをするからということで見に行った。
場所は恵比寿駅の西口を出て目黒方向へ少し入ったところ、ここに大きなタワーのビルが出来ていた。まだ出来たばっかりでテナントの入っていないところが幾つかあった。
ここの地下に、art café Friendsというフリースペースがある。
大きなスクリーンが設置され、50坪くらいのスペースが会場になっていた。
「書」のスペースが大きく真ん中にあり、
そこに黒いパンチカーペットが敷かれ和紙が置かれている。
会場奥のスクリーンの下に数々の楽器が置かれている。
ここで佐藤正治さんの演奏とともに原さんが「書」を書く。
紙が大きいのでダイナミック。近くで見ていたので墨のニオイが漂ってくる。
独特の芳香を放つ。墨は何か五感を刺激するものが
その香りの中にあるのだろうか?
原さんの描く文字は「中国古代文字」と言われているものだそうである。
中国の殷の時代のもの。
ライブは原さんの語りを交えながら二時間続いた。
「書」を書いている原さんはまるで運動をしているようだった。
極端に集中されているので額から汗がしたたる。
まさに一期一会だなと思える瞬間に立ち会えた。