日本の停滞を打破する究極手段。って何?
何かの書評かアマゾンのオススメの記事を見て思った。
日本経済再生への提言とは果たして?
このことが新書レベルの書籍で語れるのか?と思った。
IT化した社会で経済を再生させる方策とは?
そのためには日本の根本的な転換が求められるという論考である。
結論から言うと、この本に書かれていることはI
T関係にいくらか詳しい方ならとうに知っている筈のこと。
知らない方が読んでみるとそれなりに、教訓が得られるのかもしれないが、
「ウェブ進化論」などを既に読んでしまっている人には
ものたりない内容だろうと思う。
それだけ「ウェブ進化論」を初めとした、梅田望夫の論考は魅力がある。
全精力をかけて書いた著作物であることがわかるというものである。
本書は雑誌の特集記事の感覚で読むのが正しい読み方であるのかも知れない。
今までのITの変化の歴史から始まり、
日本の企業でのコンピューターのシステム化について語られる。
日本の大企業は大金を使って会社独自のシステムを構築している。
それに各企業が固執するあまり日本は変化の速度が遅い。
その速度を上げていくためには大きなシステムではなく
小さなシステムで動きやすく変動しやすくしていくシステムを組んで行く事が
重要である。
企業合併が最近とみに増えているが、
ただ単に大きな組織体にするということでなく、
各企業の個性を保ちながら水平分業的に業務をするような
プラットフォームを作るべきだと。
これは企業経営の今後の指針を示す意味でも一理あるのかな?と思った。
ITシステムについての行政の取り組むについても語られている。
日本の電子政府のまだまだ未熟なところを指摘しており、
今後さらに生活者が使いやすい検索しやすいシステムを作るべきだと書かれている。
最後の章でグーグルの方向性から未来を読み取るという試みがなされているのだが、
やはりこの部分は「ウェブ進化論」に勝る参考図書はないのではないかと改めて思った。