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内田樹の「街場」シリーズの最新刊である。 今回は彼が教えている神戸女学院の大学院での 講義録を大幅に加筆・編集したもの。 ここで内田さんは「教育」について、そもそもの話から説き起こし、 教育によって培われるだろう、社会人になったときの コミュニケーションをどのようにとっていくのか? というようなことを学ぶことの重要性などを語る。 また、国語教育、宗教教育などと言うところまでをも派生して語る。 本書は今、教育の現場の最前線にいる 教師たちに向けて書かれたそうである。 現場の教育改革をするためには まずは、最前線の人たちが何かをしなければ、 何かの意識をもたなければいけない というところから始まっている。 教育改革なんてそんなに簡単に出来るものではない。 それを簡単に変えようとするという発想自体が間違っているのであると言う。 「簡単に答えが出ますよ。」という人間を簡単には信用できないと内田さんは語る。 そうかもしれないな。と思った。 教育とはすぐに答えが出ないものである。 会計年度内(例えば4月~翌年3月までということ。)とかで 答えが出るようなものなんてない。 結果が出るようになるまでは10年、20年とかかるだろう。 それでも明確な答えが見えてこないことも たくさんあるということもわかる。 「学ぶ」とは、「教育」とは、「外部」に開かれていく道を発見していくことである。 このように内田さんは教育や学びの本質的命題を解き明かそうとする。 たくさんの時間をかけて、何故そうなのか?ということを本書の中で語る。 そうかもしれないな。というところが多分にある。 しかしながら、理解できないところもたくさんある。 内田さんの論理的な思考過程を追いながら 自らが発見することが「学ぶ」ということかも知れない。 そのためには自分自身で考え続けることが必要であるし、 考え続けても答えなどが見つからないかもしれないとも同時に思う。 それでも考えるという行為が重要である。 また、考えることのブレイクスルーを起すためには 師との出会いが重要であると内田さんは語る。 師(メンターといってもいいのかもしれない) に出会うことによって自らが新たなステージに上り ものごとがわかったり、あることを発見できたりする。 そういう行為が「学ぶ」ということに内包されているのである。 そのためには混沌とした環境が必要で そこから何かわけのわからない出会いがあり、 そこから自らの勘と経験をもってメンター或いは師と出会うことが 教育の現場で必要なことではないか? と内田さんは語る。 教養教育とはまさに、そのことを得る方法を 身体的に獲得するためのものである。 大学の存在価値はここが大きいなと思った。 教養教育を通じて学ぶものは専門的な技術ではない。 専門用語を駆使してその世界に浸ることとは正反対のこと。 専門を専門外の人たちにいかにわかりやすく上手く伝えていけるのか ということを学ぶ事が教養教育であると内田さんは語る。 それは言い換えるとコミュニケーションを学ぶということと同義である。 それを学ぶ事が他者との協同作業をやりやすくし、 チームやグループで何かを成し遂げることが出来るようになる ことにつながるのである。 ある集団の中でどのようにコミュニケーションをとっていくのかということは、 就職して企業に勤めながら働くということにつながっていく。 コミュニケーション能力の高い人を集団や組織の人々は歓迎する。 そのための教育をするということが最優先されるべきであり 重要なことでないかと内田さんは再三にわたり語り続ける。 また、葛藤することが生きることであるという話も面白かった。 人間は確実に葛藤しながら、その中で生きている。 それは正常な姿であり、葛藤しないで生きる人などというものはありえない ということを語られる。 その葛藤のバランスがあってこそ そこにスックと立ち続けていられるのであると言う事を、 内田樹は爪先立ちで立つという身体を通じて獲得した例を挙げて語ってくれる。 とにもかくにも刺激的な本である。 そこから見えてくるものが大きいだけに、 多くの人に本書を読んでみてもらいたいと思った。
by haruharuyama
| 2008-12-16 10:24
| 読書
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